2018/03/03

サブリナ レゼルヴ シラーズ 2011 ACT1

サブリナ レゼルヴ シラーズ 2011 ACT1

サブリナ レゼルヴ シラーズ 2011 ACT1
SUBRINA RESERVE SHIRAZ 2011 ACT1

南アフリカ:コースタル地域:ダーリン地区
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:シラーズ100%

もらいものですが、普通に買うと12、000円くらいするそうです。
(⦿_⦿)


ラベルはなく、サンドブラストでボトルにロゴが刻印されています。
ちょっと分かりにくいですね。。


石灰藻に混ざってフジツボのようなものも見られます。


ブショネを防ぐために最新のDIAMコルクが使われているそうです。

【外観】
清澄度:濃くて分からない
輝き:強い
色調:少し落ち着いてきた色調の濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若い状態を抜けた、よく熟した、濃縮感が強い

【香り】
第一印象:まだ開いていない
特徴:
<果実・花・植物>プルーンやリキュールのような果実香、ジャム、小さな赤い花のようなフローラル
<香辛料・芳香・化学物質>赤身の肉、燻製、エーテル
香りの印象:まだ開ききってないので、これから変わってきそう

【味わい】
アタック:穏やかで柔らかい
甘み(アルコールのボリューム感も含む):果実由来の甘みとアルコールの甘みがある
酸味:なめらか、はっきりした
タンニン分:溶け込んだ、シルキーな
バランス:しなやかだけど強いボディをもっている
アルコール度:高い
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
ジャムのような果実感

【評価】
マイルドで穏やかな優しい果実感のある味わいながら、しなやかなパワーを秘めている

【供出温度】
17-20度 果実感があるのでもうちょっと冷えていてもいいけど、香りを開かせるには20度くらいの温度が必要かも

【グラス】
大ぶり ※ややアルコールの印象が強めのため

【デカンタージュ】
デカンタージュしてみましたが、時間が経っても香りが立ってこないのでしない方が良さそう

【総評】
※飲む直前にデカンタージュしました

外観はとても濃く、若さを少し抜けてきたくらいの濃いガーネットで、輝きと美しいツヤがあります。

香りは、まだ閉じているものの、リキュールやジャムのような果実感、赤身の肉、スモーク、アルコールからくるエーテル、かすかに可愛らしいフローラルなどがあり、これから変わってきそうです。

味わいは、なめらかでシルキーな口当たりから、豊かな果実感と程良い甘み、優しい酸味がおだやかに広がり、クールでスマートな印象ながら、底力のあるしなやかなボディで、タンニンもきれいに溶け込んで、心地よい幸せ感の残るフィニッシュ。

南アフリカのワインは、あまり良いイメージは無かったのですが、これは美味しいですね。

うまく熟成させたワインは、他に代えがたい魅力がありますが、このワインもまさにその1本でだと思います。

2011年ビンテージで、まだ7年しか熟成してないので、少し若さが残っていますが、すべての要素がとても良いバランスでまとまっていて、いわゆる完全な球体ってやつに近い印象かもしれません。

香りがなかなか開いてこないのが、気になる点ではありますが、第一印象は抜群にいいです。

今回いただいたものはボトルへの付着が多いタイプで12,000円くらいするそうですが、もう少し付着が少ないものは10,000円だそうです。
それでも結構お高めですが。。

世界的に見てもなかなか珍しいワインなので、自宅用というよりは贈り物で人気があるみたいですね。
ワインマニアはもちろん、海が好きな人にはうってつけで、マリンスポーツで結ばれたカップルへの結婚祝いとかにはドンピシャ!

海底に沈めるための特殊なシーリングがしてあったり、コルクを抜くときにフジツボや石灰藻がボロボロと落ちたりするので、ちょっと面倒なところもありますが、ワインは「イベント」と考えると、普通のワインでは味わえない体験であることは間違いないでしょう。

今日の晩御飯は自家製の「チーズインハンバーグ」。
果実味はたっぷりとありますが、食事の邪魔をせずに、上質なフルーツソースのような合い方をします。
ワインが優しくて香りも控えめだからですね。
家庭料理一般にも合わせやすそうです。

スーパーで売っていた20か月熟成の生ハムは塩辛くて、合いません。
一番高いのを買ってきたのに、美味しくない・・・

クリームチーズをクラッカーに乗せて、そこに生ハムを合わせると、いい感じで合ってくれました。

このワイン、味わいはとても良いのですが、香りが完全に閉じてますね。
時間が経っても、グラスを回しても、香りが立ってきません。

海底でコルクが押し込まれないよう特殊なシールになっているのですが、それが香りと閉じさせているのでは、などと想像してしまいました。

デカンタージュしたワインとボトルに残ったワインで香りを比較すると、果実香がする分、ボトルの方がまだいいですね。
ロゴ入りポアラ―もついていますので、デカンタージュしないでボトルから直接飲んだ方が良さそうです。
澱も少しありますが、気になるほどではないし、澱が入っている方がコクがあって美味しいかも。

味わいはまろやかで心地よく、万人受けするワインだと思うので、贈り物としてはとても良いと思います。
ワインマニアにも珍しいという点で喜ばれると思いますが、あとからウンチクをあれこれ聞かされるハメになりそうです。。

人に例えると、もの静かで穏やか、優しい色気のある、人の痛みが分かる大人な女性って感じ?

今回ACT1ということですが、また次回海底に沈めるACT2があったらまた飲んでみたいですね。

<パンフレットより>

ワイン名:「SUBRINA」ACT1
発売開始:2013年
販売数量:6000本
生産地区:南アフリカ Darling
生産者:CLOOF
ブドウ品種:シラーズ100%
アルコール度:14.5%

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※サイトより引用
概要
海底熟成期間:2012年11月16日設置~2013年6月19日引き上げ(約7か月間)
水深:20m
年間水温の変化:14~26度(年間水温差12度、夏期22~26度)
ワイン:過酷な海底貯蔵にも耐える濃厚なシラーズ種の赤ワイン 2011年産/クルーフワイナリー/シラーズ特別仕込み
生産地:南アフリカ共和国ダーリン
ワイン熟成:フレンチオーク
海底セラー設置場所:伊豆有数の透明度を誇る奥石廊崎、南伊豆町中木沖
試飲鑑定:海底熟成2ヶ月、4ヶ月、6ヶ月のボトルを試飲し、熟成を確認後引き上げ
試飲会:海底4ヶ月熟成のワインの試飲セミナー(東京青山ダイヤモンドホール)
ご注意
・海底熟成されていた風合いを残すために、ボトルの表面を軽く洗い、わざと海底での付着物を残しています。そのため磯の香りがする場合や、カビが生える場合があります。
・海底での付着物の変化を抑制するため、ボトルは個別に乾燥剤と共にセロハンの袋に入っております。
・ボトルを水洗いすると石灰藻や海底の付着物がはがれる場合があります。

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