2013/04/14

レ・タン・ペルデュ サン・ブリ 2010 (ブラインドテイスティング:当てる)

レ・タン・ペルデュ サン・ブリ 2010
(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ブルゴーニュ地方:AOCサン・ブリ:10)\1920
(2)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(3)チャレッロ、ガルナッチャ・ブランカ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)
(4)マスカット・ベーリーA100%(日本:山梨県産ぶどう使用:NV)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚い
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:南国系果実、パイナップル、青リンゴ、クリーム、ハーブ、ミネラル
香りの印象:第1アロマが強め、木樽の印象

【味わい】
アタック:強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:かなり強い、フレッシュ
バランス:力強さがある、シャープ、溌剌とした
苦味:グレープフルーツのような爽やかを感じさせる
アルコール:高め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)

【評価】
フレッシュで、シャープで、力強い

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
外観は若々しくて、輝きが強い。

香りは南国系の果実と、ちょっと酸化をイメージさせるリンゴの印象。
ちょっとボルドーっぽい。
この段階では、ソーヴィニヨン・ブラン。

味わいは、強さがあって、強烈な酸味を持っている。
そう、シャブリのような酸味なので、ここでもやはりサン・ブリか。

マスカット・ベーリーAは違う。
トロンテスのライチのようなアロマティックな印象は無い。
スペインは2008年なので、これも違う。

というか、これはいかにも、サン・ブリらしい。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

このサン・ブリはいいですね。

【総評】
レ・タン・ペルデュ サン・ブリ 2010
LES TEMPS PERDUS SAINT-BRIS 2010

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCサン・ブリ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、1920円で購入。

外観は、ややグレーがかった色調で、濃さは中庸。
強い輝きを持っています。

香りは、はじめは南国系の果実の印象が強いですが、時間とともに柑橘系の香りに変化してきます。
そこにクリームやミネラル、青っぽいハーブの印象が混ざって、複雑な印象があります。

味わいは、とにかく「酸っぱい」。
これくらい酸っぱいワインは久しぶりですね。
昔のシャブリを思い出します。

酸っぱいんですけど、そこに味わいがあるんですよね。
10年前くらいのブーズロンのアリゴテもこんな感じだった記憶がありますね。

アルコール度は強めでボディもしっかりしているので、ベースは出来てます。
アタックは、まず強い酸を感じて、あまり膨らまず、スレンダーな感じで細く続きます。

後味は、ややえぐ味が残る印象ですが、酸味が残ってジューシーです。

全体的にはカジュアルな印象ですが、ちょっといいワインを飲んだ満足感がありますね。
素性の良さを感じる味わいです。

それにしても、この酸味、まだこういうタイプのワインが残ってたんだ、って少し驚き。
マロラクティック醗酵してないんじゃない、って感じです。

で、ちょっと調べてみると、やはりマロラクティック醗酵はしてなくて、しかも木樽も使ってないみたい。
シュール・リー熟成をしているみたいなので、そこが木樽の印象と間違ったみたいですね。すみません。

なんでしょうね、このワイン。
メッセージを感じるというか、ポリシーを感じますね。
味わいは清々しいのですが、強い意思のようなものがあって、そこにも清々しさを感じます。

マーケティング発想じゃなくて、自分の作りたいワインを作っているって感じ?

しかし、このワイン、異物が入ってますね。
黒い小さな異物が、結構混ざってます。

それで安かったのかな?

今日の晩御飯は、サーモンのムニエル。
付け合せは、マカロニサラダと、大学イモ。

サーモンのムニエルは、合わなくはないけど、ワインの良さが活かしきれない感じ。

酸味の主張が強いので、生の魚介類とかの方が良く合うのかも。
生ガキとか、ちょっと火を通した牡蠣くらいに合いそうです。

シュール・リーの影響か、ワインだけでも、旨味のようなものがあって、シンプルな酸味中心の味わいのようでいて、意外と深みを持っています。

このワイン、個人的にはかなりのヒットですね。
この生産者のワインをもっと飲んでみたくなりました。

■楽天ショップへのリンク

サン・ブリ・“レ・タン・ペルデュ”・ソーヴィニヨン・ブラン[2010]年・ドメーヌ・デ・タン・ペルデュ元詰(オーナー、クロティルド・ダヴェンヌ女史)・AOCサン・ブリ・グラン・オーセロワ・コンクール・金賞受賞酒SAINT-BRIS Sauvignon“Les Temps Perdis ”[2010]

※サイトより引用
ブルゴーニュ辛口白ワインファン!シャブリファン大注目!ソーヴィニヨン・ブラン愛好家大注目!シャブリ地区内の究極ソーヴィニヨンブラン100%!シャブリの名門、ジャン・マルク・ブロカールの元醸造長が造る、究極サン・ブリAOC!ファーストヴィンテージでいきなり「アシェット・ガイド誌」で★★ダブルスター獲得!!現地メディア賞賛の嵐の究極サン・ブリ!シャブリから直線で10km、なんと西に数kmでAOCサンセールという、まさにソーヴィニヨン・ブラン最適の地!口に溢れんばかりの爽快感!ソーヴィニヨン・ブランにはキンメリジャン土壌が一番合うのではないかと思わせるほどの上品な美しさ、透き通るようにピュアな透明感とミネラルのうまみが特徴のソーヴィニヨン・ブラン辛口白ワイン!が、しかも現地のセラー数ヶ月前の蔵出しで極少量入荷!
3.5ha。平均樹齢20年。ソーヴィニヨン100%。石灰岩質(キンメリッジアンとポルトランディアン)土壌。スクリューキャップです。
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