2011/10/26

ポルタ・ダ・ラベッサ 白 2010(ブラインドテイスティング:外す)

ポルタ・ダ・ラベッサ 白 2010
(1)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(2)ヴェルメンティーノ(伊:サルディーニャ州:IGTイゾラ・ディ・ヌラーギ:07)\1260
(3)ロウペイロ、フェルナン・ピエス、アリント(ポルトガル:DOCアレンテージョ:NV)\680 (6本セット@902円で購入)
(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:10)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
グリーンがかった、やや淡いイエロー。
小さな気泡がグラスの内側に多く付着する。
シンプルな色あいでちょっとグレーっぽい。
輝きは強めで。
粘性は弱めでサラっとしている。

【香り】
ミネラル。
スモーキー。
ヴァニラ。
柑橘系。
グラスを回すとやや甘い印象になる。
ヴァニラやミントの印象が強い。
爽やか系のフルーツ。
香りはわりと強め。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
穏やかなアタックからシャープな印象に変わる。
酸味は強めで、キツめ。
ボディは締まってってスレンダー。
後味はドライ。
アルコール度はそれほど高くない。
余韻は少し続く。

【判定】
若々しい外観で強い輝きは、チリのシャルドネが候補。

香りはヴァニラの印象が強く、ミントのような爽やかさがある。
これはチリのシャルドネでよくあるパターン。

味わいはかなりシャープ。
スレンダーで固くてドライ。
チリのシャルドネは他の品種が混ざっている事が多いというアドバイスをいただいたので、シャルドネっぽくなくてもあまり迷わない事にする。

価格は500円前後の印象。

ファイナルアンサーで、チリのシャルドネ
で、ブー

ポルトガルでした。

【総評】
ポルタ・ダ・ラベッサ 白 2010
PORTA DA RAVESSA VINHO BRANCO 2010

ポルトガル:DOCアレンテージョ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ロウペイロ、フェルナン・ピエス、アリント

リカマンショップで、6本セット5410円、1本あたり902円で購入。
参考価格は680円。
セットの内容はこちら

よくよく裏ラベルを見ると2010って記載されてました。

カミさんに価格感を聞いたら、680円でドンピシャ。
美味しいけど、ちょっと水っぽい、という評価。

単一品種じゃない、複雑さを感じますね。
それからこのドライさは、やっぱりニューワールドじゃないかも。

最初ちょっとキツめに感じましたが、スイスイと飲みやすいワインです。

今日の晩御飯は豚肉のしょうが焼きと、カタクチイワシのから揚げ、釜ゆでしらす。

青魚系はワインに合わせにくいですが、このワインは、姿を消してしまって料理の邪魔をしません。
完全にイワシの裏側に隠れますね。
それでいて、サッパリさせてくれます。

何だかとっても良い感じに合いますね。

釜ゆでしらすは、味が強くないのでワインに蹴散らされてしまうのが普通ですが、このワインは実に繊細にフォローしてくれます。

このワイン、居酒屋向きなのかも。
なんでも来い!って感じの頼りになる感じがあります。

でも、しょうが焼きに合わせると、完全にノックアウトされて影も形もなくなってしまいますね。
タマゴサラダもちょっとダメ。
やっぱりタマゴとワインって相性が悪いのでしょうか。

食事と合わせるとこのワインの繊細さが分からなくなってしまいますが、飲めば飲むほど個性的。

軽いけど、十分美味しいワインですね。

食事にもよく合うし、受け入れる幅が広いので、ハウスワインとかにうってつけかも。
うちのハウスワイン、ポルトガルなんですよ、みたいなネタになるし。

カミさんも最期まで飲んで美味しいって言ってました。
なんとも言えない魅力を持ってますね。

香りの複雑さが軽さをカバーしてあまりあるって感じ?
軽さが食事の合わせやすさにつながって、魅力に転嫁しています。

ポルトガルワインの美味しさを伝えてくれる、オススメの1本です。

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