2011/07/10

カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2009(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)リースリング・リオン(日本:岩手県:花巻市大迫町:09)\2181
(2)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:09)\980
(4)トレッビアーノ、マルヴァジーア(伊:ラツィオ州:DOCエスト・エスト・エスト・ディ・モンテフィアスコーネ:09)\943
(5)マカベオ(スペイン:ムルシア州:イエクラDO:10)\798

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2009【外観】
わずかにオレンジがかった、中庸なイエロー。
色味はシンプルで、単調な印象。
輝きは強めで、ギラギラした感じ。
粘性は強めで、脚が長く残る。

【香り】
熟した果実。
カリン。
スモーキー。
ヴァニラ。
樽の印象がある。
グラスを回すと、クリームや蜜のような印象が出てくる。
香りは強めで、複雑性と厚みがある。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ライトな飲み口。
酸味はしっかりしているが、酸化してる印象がある。
後味に苦みが残るが、あまり爽やかではない。
ちょっと酸化して重い感じの飲み口。
アルコール度は低そう。
余韻は少し続く。

【判定】
わずかにオレンジっぽさがあるが、みな若いワインなのでブドウ由来の色と思われる。
そうなるとマカベオ?

香りは熟した果実味、カリン、スモークがシャルドネの印象。
樽の影響も感じられて、ボルドーっぽくもある?

味わいは、軽くて拍子抜けするような感じ。
香りの印象と全然違っている。
これは相当、難しい。

力の無い品種を、がんばって厚化粧しようとしたような印象?
香りは頑張ってるけど、いかんせん、飲み口がイマイチ。

トータルの印象で一番近いのはボルドーブラン。
でもちょっと力不足な感じが気になる。

そうなると、リースリング・リオンとマカベオが候補?
価格的な印象でいくと、800円くらい。

ファイナルアンサーで、マカベオ
で、ブー

ボルドーでした。

【総評】
カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2009
BARON DE LESTAC BORDEAUX BLANC 2009

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン

リカーランドトップで、980円で購入。

そうですよねー、こりゃボルドーですよね。
ボルドー香がプンプンします。

樽をしっかり使った、厚みのある香りです。
ヴァニラの香りやスモーク香がいかにもボルドーです、って感じ。

飲み口があまりに軽く感じてしまったので、間違ってしまいましたが、飲み進むと結構強めです。

ボルドーブランの入り口って感じの味わいで、この先にクロ・フロリデーヌとか、さらにその先にオー・ブリオンの白とかがあるんでしょうね。

ちょっと酸化を感じる酸味は、低価格のボルドーブランでよく感じるんですが、これは醸造上の特徴なんでしょうか?

飲み進むとだんだん慣れてくるんですよね。
これも個性のひとつなんかな?

今日の晩ご飯は自家製のシウマイ。
すみません、当たり前ですが、まったく合いません。

このワイン、香りが本格的なので、一般的な家庭料理とか和食には合わせにくそうですね。

カミさんに感想を聞いたら、「樽臭い。」

この強めの樽香で好みが分かれそうです。
最近ようやく、樽香強めのブームが過ぎ去りましたが、このワインは一昔前のブームを引きずっている感じがしますね。

品質も間違いなくて、ボルドーブランらしい味わいですが、ちょっと男性向けテイスト?

でも、食事が終わって飲み進むと、時間とともに樽香も穏やかになって、まろやかさが出てきました。
おっ、いよいよ本領発揮か?

空気にふれて美味しくなるんだったら、デキャンタージュしたら飲みやすくなるかも?と思いましたが、力の無いワインなので、一気に酸化が進んで、酸っぱいワインになってしまいそうです。

しっかりした良いワインだとは思うのですが、あとは好みの問題なのかな?

我が家的にはNGなんですが、微妙に期待感もあって、きっとまた買う事があると思います。

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