2010/12/26

ヴァン・プリムール ヴィニュロン・クリエーター ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)グルナッシュ80%、シラー10%、サンソー5%、ムールヴェードル5%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCシャトーヌフ・デュ・パプ:05)\2980
(2)グルナッシュ60%、シラー20%、カリニャン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:08)\1449 (6本セット@997円で購入)
(3)メルロー70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%(仏:ボルドー地方:AOCコート・ド・カスティヨン:02)\1399
(4)ガメイ(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:10)\980
(5)シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:10)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴァン・プリムール ヴィニュロン・クリエーター ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ 2010
【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
ほとんど黒に近く、フチは鮮やかなヴァイオレット。
テラテラした輝きのある液面。
透明感はほとんどなく、底はまったく見えない。
粘性は高く、脚が長く残る。

【香り】
キャンディ。
赤いフレッシュな果実。
揮発性のある溶剤のような香りがある。
発酵途中のような炭酸の印象。
グラスを回すとよりキャンディの印象が強くなる。
甘い感じ。
香りはそれほど強くないが、刺激的。

【味わい】
残糖をほんのり感じるセック。
フルーティでフレッシュなアタック。
酸味はフレッシュで、しっかりしている。
後味までずっと酸の印象が続く。
アルコール度は少し高めで、飲み終わりにアルコールの香りが強く出る。
タンニンは弱めで、舌の真ん中あたりが少し乾く感じ。
フルーティで甘さを感じるが、飲み終わりはアルコールの影響があって辛さが残る。

【判定】
フチの色が青味が極端に強いヴァイオレット。
これは新酒と思われる。

香りは新酒独特の揮発性の強いセメダインのような香りと、キャンディ香。
ガメイかシラーかは判断が出来ないが、この濃さはシラーと思われる。

味わいはほのかに甘みを感じるフルーティタイプ。
ガメイのようなクセがない、濃厚なフルーティさはシラーっぽい。

ファイナルアンサーで、シラー
で、ピンポン

ボージョレとは違う、コッテリとしたヌーボーです。

【総評】
ヴァン・プリムール ヴィニュロン・クリエーター ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ 2010 
Vin Primeur Vignerons Créateurs Les vins de Pays du Gard Rouge 2010

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラー

町田の蔵家さんで、予約価格980円で購入。

新酒らしい、フレッシュで、フルーティな飲み口。

うちで焼いた鶏のモモと合わせてみたのですが、塩コショウで焼いたそのままだとよく合います。
口をフレッシュにしてくれる相性ですが、またお肉に手が伸びます。

トマトソースをつけてあわせると、ちょっとワインが邪魔する感じ。
ワインが邪魔するのか、トマトソースが邪魔するのかわかりませんが、ソースをつけない肉の方がよく合いますね。

骨付きのもも肉にかぶりついて、ワインで口を潤す、みたいな、ちょっとワイルドな合わせ方が、なかなかいい感じ。

新酒にしてはマイルドで飲みやすいタイプ。

シラーらしい、チャーミングでリッチなフルーツ感が、ボージョレ・ヌーヴォーとは違うポイントですね。

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