2010/08/01

カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\1350
(2)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ20%、カベルネ・フラン10%(仏:ボルドー地方:メドックAC:06)\950
(4)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(5)グルナッシュ、カリニャン、シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォワAC:08)\920

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
【外観】
若々しい色調の濃いガーネット。
ほとんど黒で、底はまったく見えない。
フチは鮮やかなピンク。
粘性はやや強めで、脚が長く残る。
しずくに色素が残る。

【香り】
濃縮感のある果実。
ブルーベリージャムの印象。
焦げ臭。
茎のようなグリーン香。
グラスを回すとスパイス香が強くなる。
グリーンっぽさを感じるスパイス香。
香りはそれほど強くないが、芯がしっかりしている印象。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
かなりの辛口。
アルコール度は高い。
酸味は弱めで、タンニンが強い。
高めのアルコール度とあいまって、口の中がカラカラに乾くような飲み口。
ボディはミディアムからフルボディ。
余韻は短い。

【判定】
とても濃い外観で雫に色素が残る感じは、ニューワールドか、南フランス?

香りの印象は、スパイシーだけどグリーン系の印象があり、ローヌのシラーっぽい。
またはカベルネ・ソーヴィニヨン?

味わいはガツンと辛い。
男のワインって感じ。

シラーやグルナッシュにしては辛すぎる。
甘い印象がほとんど無い。

印象としては南西地方。
濃い黒ワインって感じ?

やっぱり品種はカベルネ・ソーヴィニヨンかな、煤けたようなグリーン香がある。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

チリのカベルネ・ソーヴィニヨンでした。

【総評】
カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
Casillero del Diablo Cabernet Sauvignon 2008

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、1350円で購入。

まさか、カッシェロ・デル・ディアブロがこんなに辛いなんて・・
このシリーズのシラーは、とてもチャーミングなフルーツ感があって、悪魔というよりは天使のイメージだったのですが、このカベルネ・ソーヴィニヨンはちょっと悪魔っぽいです。

完全に伝統産地のワインかと思いましたが、チリワインの幅も広がっていますね。
ひと昔前のチリカベとは大違いです。

飲み進んでみると、ちょっとフルーツ感が出てきます。

でも辛くて強いので、家庭の食事に合わせるのは大変。

今日の晩ご飯は鶏のから揚げだったのですが、まったく相手になりません。

ビーフジャーキーがあったので合わせてみたら、味がクドくなりすぎて、共倒れ。

脂身の多いカルビとか、サーロインのステーキとかだと、この辛さがサッパリさせてくれるのかもしれませんが・・・でもやっぱり重そうな気がします。

ワインに甘みが少ないので、食事の方は少し甘さが欲しくなりそうですね。

飲み進むと、やっぱりニューワールドワインって感じが出てきます。
単調な強さが、ちょっと飽きてくるかも。

少なくとも、夏場に飲むワインじゃないですね、重苦しい感じ。

まあ、あれこれ文句はあるものの、ワインとしての品質は間違いないと思います。

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※サイトより引用
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カシス、甘草、シナモン、丁子などのスパイシーな香りに、ブラックベリーなどの果実味がやさしく溶け込む。アフターには、干草や枯れ葉などの熟成香も感じられるので、数年寝かせてその変化を楽しみたい。
Best Marriage:仔羊のロースト、八角を利かせた豚バラ肉の煮込み、トリッパ、モツ煮込み
そうですね、ラム肉には合いそうな気がします。
もう少し涼しくなってきたら、また飲んでみたいワインです。

■関連情報(カッシェロ・デル・ディアブロ シリーズ)

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