2010/07/03

サンライズ シャルドネ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:07)\1780
(2)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(3)シャルドネ(伊:ピエモンテ州:ピエモンテDOC:08)\1180
(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー:09)\758
(5)品種不明(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\500

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンライズ シャルドネ 2009
【外観】
少しグリーンがかった、淡いレモンイエロー。
輝きは大人しく、単調な色調。
小さな気泡がフチに多く現れる。
粘性は中庸。

【香り】
南国系の果実。
香りは弱め。
グラスを回すと白い花のような印象。
チーズのような醗酵香もある。
弱く軽い印象の香り。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じるセック。
まろやかな口当たりで、フレッシュな酸味。
最初まろやかな酸味が後からグッとシャープになる。
ちょっとネクターっぽい印象。
ボディは中肉中背。
アルコール度はそれほど高くない。
余韻は細く長く続く。

【判定】
やや淡くて若々しい外観から、2007のシャブリは無さそう。

香りはフルーツ中心で、何となくイタリアっぽい。
品種の印象はシャルドネ。
香りが弱いが、温度が低いのかも。

味わいは、とろみのあるネクターっぽい味わいで、少し高品位な感じ。
ヴィノ・デ・メサクラスでは無さそう。
そうなると、イタリアかチリのシャルドネ。

イタリアっぽい香りと思ったが、全体のバランスは、人当たりが良くて、八方美人。
質のいいチリワインって感じ。

ファイナルアンサーで、シャルドネ、チリ
で、ピンポン

サンライズ、良くなってますね!

【総評】
サンライズ シャルドネ 2009
SUNRISE CHARDONNAY 2009

チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティで、特売758円で購入。(通常980円)

我が家的にダメダメブランドだったのがサンライズ。
弟分のフロンテラにも負けて、兄貴分のカッシェロ・デル・ディアブロの足元にも及ばずって感じでした。

でも他のコンチャイトロのブランドが軒並み良くなってる事もあって今回期待して買ったのですが、やっぱり良くなってます。
最近のチリワインの品質向上は素晴らしいものがありますね。

サンライズの以前の印象は、力んだぎこちないワイン、でしたが、ラベルも変わってイメージも一新し、スマートでソツのないワインになっています。
ニューワールドらしく、一口目から美味しいタイプですが、飲み進んでもジワジワと美味しくなってきます。
フルーティでマイルド、気さくなんだけど、実力を秘めてる、って感じでしょうか。

特売で758円で買いましたが、通常は980円。
ワインがどんどん安くなっている今、980円は結構高い価格帯です。

ボルドーとか、イタリアのDOCGクラスも競争相手ですね。
そのなかでチリというブランドで戦うにはかなりハンデがありますが、品質だけみれば、十分戦えると思います。

今はボルドーだから良いというよりも、自分が美味しく感じるかが重要で、そういう点では、週末に開けても十分楽しめる品質だと思います。

でも、ワインってブランドイメージも結構大事。

チリワインで言えば、コノスルなんかは十分ブランド力を持ってると思いますが、サンライズはまだまだですね。

いわゆる、「チリカベ」の代表選手だっただけに、濃いだけで美味しくない、というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
そのイメージを払拭するには品質の良いワインを提供しつづける、という事かもしれませんね。

日々進化を続けてるコンチャイトロには目が離せません。

ちなみに、今日の晩ご飯はワカサギの天ぷら。

さすがに頭もワタも一緒だと、生臭くてワインには合いません。

醤油わさびマヨをつけてみたり、いろいろ試してみましたが、さすがにアウト。

しょうがないので、レトルトのチーズソースのパスタを作ってみました。
これだと、ちょっとワインが甘く感じます。

でもワカサギよりは全然いいですね。
ちょっとボリューム感のあるワインなので、チーズに良く合いそうです。

2009年からラベルも変わってるので、他のブドウ品種も飲んでみたいと思います。

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