2008/11/08

シャトー・オーゾンヌ 1986

シャトー・オーゾンヌ 1986
Chateau Ausone 1986

シャトー・オーゾンヌ 1986
フランス:ボルドー地方:サンテミリオン地区:プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA
アルコール度:14%くらい
ブドウ品種:カベルネ・フラン、メルロー

ワイン会でごちそうになりました。
買ったら高いぞー。

【外観】
暗い室内だったので色合いなどははっきり分かりませんでしたが、とても20年以上たったワインとは思えない若い色合いでした。
さらに透明感が強く、ピノ・ノワールと間違えそうなくらい。

【香り】
ややケミカルな動物香。
なめし革。
インクのような印象もあり、最初はやや閉じている雰囲気。
フルーツは意外と赤系の印象。

【味わい】
最初は収斂性があり、まだまだ閉じている感じ。
時間とともに柔らかさが出てきて、後味はとてもきれいに消える。
味わいも若々しさがあって、きれいなフルーティさが出てくる。
20年以上たっているのにチャーミングなまとまり。

【総評】
サンテミリオンのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセAの、超メジャーシャトー。
ボルドーの8大シャトーとも言われているワインですね。

メドックの5大シャトーは飲んだ事がありますが、サンテミリオンのトップは初めてでした。

メルロー主体のグランヴァン自体、初めてかな。

やはりカベルネ・ソーヴィニヨン主体のメドックとはやはり大分違いますね。
メドックの力強いテイストとは違い、ブルゴーニュのピノ・ノワールのような繊細なイメージがあったり、とてもフルーティだったりします。

最初は渋みが強く収斂性があって、ちょっと外したかなって感じがありましたが、さすがオーゾンヌ、じわじわと良さが出てきました。
最初はとっつきにくいカベルネ・フラン、時間がたつと社交的なメルローに変わるって印象でしょうか。

メドックの1級に比べるとややパワー不足というか、優しすぎるというか、なんかもう一押し欲しい感じがしますが、とてもいいワインである事は間違いないですね。

20年以上たっても若々しさを保っているというのは、このワインの力強さの証明でしょうか。

シャトー・オーゾンヌ 1986 コルクとグラス
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シャトー・オーゾンヌ 2002 59,000円

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シャトー・オーゾンヌ1978 39,800円

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B級ラベル・シャトー・オーゾンヌ1999 63,000円

【ワイン会のその他のワイン】

●カリー・マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン 2007
Culley Marlborough Sauvignon Blanc 2007
爽やかで飲みやすいソーヴィニヨン・ブランでした

●クロ・フロリデーヌ ブラン 2006
Clos Floridene 2006
ボルドーブランのひとつの完成形ですね。素晴らしさを再認識しました。
きのこのパイ包みにぴったりで、とてもおいしかった。

●ブルゴーニュ シャルドネ 2001
Bourgogne Chardonnay 2001
共同組合のシャルドネって事しか分からなかったので、ワインが特定できません。
熟成感の強い、濃厚な香りと味わいでした。

●マルセル・ラピエール ジュリエナス 2005
Marcel Lapierre JULIENAS 2005
とても洗練された上品さがありながら、ガメイらしい個性的なコクを感じるワインでした。
今まで飲んだガメイの中では一番おいしかったかも。

●フィリップ・シャルロパン・パリゾ ブルゴーニュ・ルージュ 2006
Philippe Charlopin Parizot Bourgogne Rouge Cuvee Prestige 2006
拍子抜けするくらいすっきりと軽やかなピノ・ノアールでしたが、上質感はとても素晴らしかったです。
味わいがキレイすぎて合わせる料理が難しいような印象でした。

●フライング フィッシュ シラーズ 2006
Flying Fish Shiraz 2006
フルーティでジューシーなシラーズ。
他のワインが良すぎたので評価はいまいちだったかな。

●シャトー・レ・トロワ・クロワ 2006
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ラムの煮込みにばっちり。素直な口当たりでとても美味しいワインでした。

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