2008/09/30

ファンテイル レッド 2003

ファンテイル レッド 2003
FANTAIL VINEYARDS RED 2003

ファンテイル レッド 2003
木下インターナショナルさんのサイト
http://www.kinoshita-intl.co.jp/morgenhof/red.html
海外のサイト
http://www.wine.co.za/Directory/Wine.aspx?WINEID=12712

南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク
アルコール度:14%
ブドウ品種:メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン5%

伊勢丹で、1680円で購入。

【外観】
濃い外観。
深い透明感を感じるが底は見えない。
フチはやや赤味が強い。
粘性は強めで脚が長く残る。
やや雫にタンニンが残る印象。

【香り】
生っぽい、官能的な動物香。
白コショウのようなスパイス?
やや硫黄の印象。
やや閉じている?
濃縮感のある果実の印象があり、プルーンくらいのイメージ。

【味わい】
ピリッとしたスパイシーなアタックで、あとからフルーティさが広がってくる。
余韻は中くらいの長さで、ボディもフルボディよりやや軽い感じ。
酸味もやや強めで、タンニンもほどほどにあり、バランスが良い。

【総評】
買ってきてからずっと開かなかった(カミさんが選ばなかった)ワインを開けてみました。

思いつく赤ワイン品種は全部入れてみました、ってくらいブレンドされてます。

にも関わらずバランスが良くて、まろやかさもあり良くまとまってます。

やや硬質な口当たりなのはアルコール度が高いからだと思いますが、14%という高いアルコール度を感じさせない軽やかなまとまりです。

ただ、時間が経っても印象があまり変わりません。

悪くはないけど、これと言って特長も無いんですよね。

2008/09/28

サンライズ シャルドネ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール:02)\2200
・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:07)\850
・トレッビアーノ50%、マルヴァジア40%、シャルドネ10%(伊:プーリア州:サレントIGT:05)\940

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンライズ シャルドネ 2007
【外観】
淡い外観。
ほんのりとした黄色で、グレーが強い。
色の濃い日本酒くらい。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
ペトロール香?
ソーヴィニヨン・ブランのカシスの芽?
ミネラル。
ハーブ。
柑橘系のフルーツ。
石油香のような印象が強い。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じる甘さ。
やや炭酸のニュアンス。
昨日飲んだフラスカーティにとてもよく似ている。
ボディは弱く、力の無い印象。
エグミのような後味が強い。
アルコールの印象は強く、高そう。

【判定】
淡い外観からはシャルドネが消える。
ソーヴィニヨン・ブランやイタリアが怪しい。
香りは、ソーヴィニヨン・ブラン?
でもちょっと違うかな、ペトロール香のようなミネラル感。
味わいはとても軽やか。
力なく、弱々しく感じるが、アルコール度は高そう。
炭酸のニュアンスが割りと強い。
昨日のフラスカーティにとてもよく似た味わい。
普通に考えるとイタリア?
モスカートが伏兵だが、多分もっと甘く、さらにフルーティだと予想されるので、まず違うだろう。
サンセールは02なので少し成熟感があると思われ、さらにこんなに軽々しく無いだろうというところで外す。

ファイナルアンサーで、イタリア。
で、ブー!

なんとシャ、シャルドネ・・・

【総評】
サンライズ シャルドネ 2007
SUNRISE Chardonnay 2007

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティで、850円で購入。
たしか30%オフだったような・・

撃沈しました。
チリのシャルドネをイタリアに間違えるなんて。。
シャルドネは個性の幅が広いので要注意品種ですね、やっぱり。

今回の反省点は、05と07を間違えた点にもありますかね。
炭酸を含んでいて、フレッシュな印象はやはり1年目くらいの印象です。

チリのシャルドネと分かってしまうと、スモーキーな印象やほんのりとした甘さがなるほど、って感じです。
バランスは悪く無いのですが、どうも雑味が多い感じがしてしまいます。

時間が経つと、樽の印象が強くなってきました。
シャープな味わいに樽のイメージってのもややちぐはぐな感じがします。

やっぱり雑味が気になるんですよね。

サンライズは我が家的にはいまいちなブランドです。

B&G フレンチ トム メルロー 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク:03)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア:06)\1580
・モナストレル(スペイン:フミーリャD.O.:06)\1220
・メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック:05)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

B&G フレンチ トム メルロー 2005
【外観】
濃い外観。
深い透明感があるが、底が見えないくらい。
フチに赤味があるが、少し落ち着いている印象もある。
粘性は強く、脚が多く現れる。

【香り】
スミレ。
動物香。
グリーンを感じる動物香なので、モルモットの小屋みたいな感じ。
グラスを回すとさらに草食動物の小屋のような印象。
ちょっとシナモンの印象。
フルーツはブルーベリーくらい?

【味わい】
なめらかでタンニンも落ち着いていて飲みやすい口当たり。
酸味は弱く、やや頼りない。
後味はやや収斂性があるか。
飲み進むとタンニンが主張してくる。

【判定】
深い透明感のある、濃い外観。
メルローくらいが怪しい。
モナストレルも候補。
香りの印象は動物香やシナモンなど複雑ながら、やや軽い感じ。
ベースはフルーツなので、メルローかな。
味わいは案外まろやかだけど、メルローらしい渋みがある。
やや酸味が足りなくて力が落ちている印象。
モナストレルも候補だけど、生産年でいくと、5年前くらいじゃないか。

ファイナルアンサーで、南アフリカ
で、ブー

メルローは当たったけど、ヴァン・ド・ペイでした。

【総評】
B&G フレンチ トム メルロー 2005
B&G FRENCH TOM MERLOT 2005

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー

グルメシティで、1080円の30%オフ、756円で購入。

確かにメルローですが、単一品種でした。
力が抜けた感じですが、5年前じゃなくて3年前のワインでした。

やや深みの無い、シンプルな味わいのメルローです。
微妙な物足りなさがあるんですが、ボディはしっかりしているのかな?

ただ飲み進むと、やや単調でジュースっぽい飲み口が気になってきますね。

これといって個性も主張も無いので、ちょっとつまらないかな~。

フォンタナ・カンディタ フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ 2007 (ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ:99)\2980
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール:02)\2200
・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・マルヴァジーア主体(伊:ラツィオ州:フラスカーティ・スーペリオーレ:07)\880 C

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

フォンタナ・カンディタ フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ 2007
【外観】
やや淡い中庸な黄色。
ほんのりベージュでややグレー。
艶っぽく、輝きを感じる。
小さな気泡がうっすらと浮いている。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと後から降りてくる。

【香り】
柑橘系のフルーツ。
カリンのような香り。
ややスモーキー。
ミネラル。
発酵由来のチーズのような印象。
ハーブのような爽やかさも少し。

【味わい】
軽く、セック。
酸味がしっかりしている。
若々しさがある。
後味に苦味を残す。

【判定】
これから生産年も判定基準とする。
どんどん外すと恥ずかしくなるぞ。
かなり艶っぽさがあるので、しっかりしたボディの強い印象。
香りは、軽くフレッシュ。
特にヴァラエタルアロマを感じない。
ソーヴィニヨン・ブランやモスカートではない。
味わいも軽くドライでフレッシュ。
若々しい味わいなので、シャルドネはありえない。
そうすると消去法で残るのがフラスカーティ。
冷やして、すっきり飲める印象もまさにフラスカーティ。

ファイナルアンサーで、フラスカーティ
で、ピンポン

ちょっとシャルドネっぽいフラスカーティです。

【総評】
フォンタナ・カンディタ フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ 2007
FONTANA CANDIDA Frascati Superiore Secco 2007

イタリア:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:Malvasia Bianca di Candia50%、Trebbiano Toscano 40%、Malvasia del Lazio 10%
※メーカーサイトより
http://www.fontanacandida.com/FrascatiWineMakerNotes.aspx

リカーランドトップで、880円で購入。

冷やすと美味しいタイプですが、意外としっかりしたボディのワインです。

ただ、飲み口の炭酸の印象がかなり強く、炭酸嫌いなカミさんには不評でした。

残糖も少しあるみたいでほんのりと感じる甘さがあり、それも全体的な切れの悪さというか、やや重い印象になっているようです。

我が家的にはいまいちなテイストでした。

2008/09/23

カーサ・モレナ ビアンコ フェリックス・ソリス 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・モスカート(米:カリフォルニア州:ナパ・ヴァレー:06)\1029
・マルヴァジーア主体(伊:ラツィオ州:フラスカーティ・スーペリオーレ:07)\880
・シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:07)\850
・アイレン(スペイン:ヴィーノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:07)\680

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カーサ・モレナ ビアンコ フェリックス・ソリス 2007
【外観】
ちょっと淡い、中庸な黄色。
ほんのりベージュっぽくて小さな気泡が多く見られる。
微発泡くらいの印象。

【香り】
モモや柑橘系のフルーツの印象。
ややミントのような爽やかさもある。
フルーツが主体で、香りはそれほど強くない。

【味わい】
すっきり爽やかな飲み口。
酸味はほどよく、残糖もかすかにあって、バランスが良い。
とても軽い飲み口で、炭酸の印象がある。
後味はやや乾いた印象。
余韻は短く、苦味が残る。

【判定】
炭酸を多く含んでいる外観からは、イタリアか、モスカートが候補になる。
香りは素直なフルーツ香で、モモのような印象。
ここでもイタリアが優勢。
飲み口はほんのり甘さは感じるものの、基本的にはセック。
モスカートでは無さそうだ。

ファイナルアンサーで、フラスカーティ
で、ブー!

なんとスペイン、アイレンでした。

【総評】
カーサ・モレナ ビアンコ フェリックス・ソリス 2007
CASA MORENA BIANCO FELIX SOLIS 2007

スペイン:ヴィーノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:アイレン

町田の蔵家さんで、680円で購入。

すっきりして飲みやすい、イタリアちっくなアイレンです。

でも時間が経ってくると、個性が出てきます。
ちょっとオレンジのような印象があります。
ワインではあまり感じないタームなので、おもしろい個性ですね。

このワイン、680円で買ったのですが、チョーお買い得ですね。
確かに軽いのですが、バランスがいいので、あまり水っぽさを感じません。
さらに、じわじわ個性が出てくるところは憎い演出です。

体力が無いので、時間がたつと力尽きてきますが、嫌な印象は少ないですね。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/sake/455800/#859116

※サイトより引用
スペイン特有の白葡萄品種アイレンを使用しフルーティーでさっぱりとした味わいに仕上げたワインです。早生みかんやまだ熟しきっていない梨のような爽やかな風味と、キレのよい後味が楽しめるスッキリとしたタイプの辛口です。野菜サラダや天ぷら、魚介類のマリネなどに良く合います。

ラ・プール・ブランシュ 2006

ラ・プール・ブランシュ 2006
La Poule Blanche 2006

ラ・プール・ブランシュ 2006
フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ユニブラン、マカブー、コロンバール、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン

モンマートたかだやで、1000円で購入。

【外観】
中庸な黄色。
レモンイエローのような色味。
粘性は中庸で、脚が多く現れすぐ消える。
艶っぽさや輝きはあまりない。

【香り】
ミネラル。
柑橘系。
グレープフルーツ。
チーズのような発酵香。
ほんのりヴァニラ?

【味わい】
辛口でしっかりした酸味があり、すっきりとした飲み口。
後味には酸味が残り、唾液がじわっと出る印象。
ややアルコールの印象。
苦味が強く、後味にしっかり残る。

【総評】
ちょっとバランスが悪い部分が気になる。
まとまりが無いというか、要素がバラバラな感じ。

ブドウ品種は、シャルドネとグルナッシュ・ブランかな?
グランザルブルに近い印象です。
(正解は、ユニブラン、マカブー、コロンバール、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランの混醸)

アルコール度が高すぎるのもちょっと気になりますね。

1000円だとちょっと高いかなー。
飲み進んでもチグハグ感が無くなりません。

2008/09/21

サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・ペルーシュ 2001 ドメーヌ ド ラ コテルレ(ブラインドテイスティング:当てる)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア)\1580
・カベルネ・フラン主体(仏:サン・ニコラ・ド・ブルグイユ)\1280
・メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・ペルーシュ 2001 ドメーヌ ド ラ コテルレ
【外観】
深い透明感のあるやや濃い外観。
底がギリギリ見えるくらいの濃さ。
色合いは落ち着いていて、フチにほんのりオレンジを感じる。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
強いなめし革。
やや動物小屋のような印象もあり。
ムスクのようなイメージもある。
フルーツはちょっとドライフルーツっぽさのある、赤い果実。
グラスを回すとややケミカルな印象が鼻をつく。
華やかさは無く、暗く重い印象。

【味わい】
酸味が強く、ライトからミディアムくらいのボディ。
後味に酸味が強く残り、唾液が出る後味。
フルーティさもあり、香りの印象ほど飲みにくい感じではない。
軽さもあって、割とフレンドリーさも感じる。

【判定】
透明感の強い外観からは、南アフリカとオーストラリアは候補から後退。
香りはサンジョヴェーゼやカベルネ・フランのような印象。
重く、哲学的な印象はカベルネ・フランか。
飲み口の独特な酸味はロワールっぽさを感じる。
サンジョヴェーゼがあったらそれを選らんでいるかもしれないが、ここはカベルネ・フランでしょう。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ピンポン

この選択肢では当たるでしょう、これは。

【総評】
サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・ペルーシュ 2001 ドメーヌ ド ラ コテルレ
Saint Nicolas de Bourgueil Les Perruches 2001 Domaine de la Cotelleraie

フランス:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:サン・ニコラ・ド・ブルグイユAC
アルコール度:12・3%
ブドウ品種:カベルネ・フラン主体
※カベルネ・ソーヴィニヨンを25%まで補助品種として使用可能

2001年なので、少し熟成感を感じるカベルネ・フランです。

ロワールの赤は酸味が特徴だと、この間のロワールテイスティングセミナーで言ってましたが、まさに酸味に特徴のあるワインですね。
熟成感と酸味のバランスがなんとも絶妙。
おいしいワインです。
香りはやや糞尿系の悪臭要素が入っていて、香りに厚みを出してます。

このワイン1280円で買ったんですけど、超お買い得。
カミさんに聞いたら、2000円台前半だったらお買い得って感じ、って言ってました。

熟成感があって酸味が独特なので、合わせる料理は難しいかもしれませんね。

中華とか合いそうです。
酸味で合わせると酢豚とかかな?

ポマール ラ・クロワ・ブランシェ ドメーヌ・パラン 2004

ポマール ラ・クロワ・ブランシェ ドメーヌ・パラン 2004
POMMARD LA CROIX BLANCHE PARENT 2004

ポマール ラ・クロワ・ブランシェ ドメーヌ・パラン 2004
フランス:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ地区:ポマールAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

町田の蔵家さんで、5280円で購入。

【外観】
深いルビー色。
光沢感があり美しい透明感を持っている。

【香り】
すみれのような華やかな香り。
とても力強い香りがある。
張りのあるなめし革の印象。
チェリーくらいの果実香。
やや硫黄の印象があり、まだ閉じているのかもしれない。

【味わい】
酸味がしっかりとしていて、収斂性のある飲み口。
やや突っぱねるような印象。
とっつきにくさを感じる。
軽やかだが、ボディは強靭で余韻は長く細く続く。

【総評】
気難しくて美味しい、典型的な?ブルゴーニュワインですね。
外観は光沢があって、とてもキレイ。
ほんとにルビーみたいな輝きです。
香りはとても力強く華やか。
そこに官能的な動物香が深みを感じさせます。
ちょっとまだ開ききっていないような硬さがあるので、もう少し時間をかけると違った印象が出てきそう。
と言っている間に1本無くなりました。

今日はブブ・ブルギニョンだったのですが、根っこでは合っているけどちょっと反発しあう、みたいな合いかたでした。

ビーフのワイン煮込みは基本的にはとても良く合うのですが、ちょっとケンカする部分があるんですよね。
最後のフィニッシュだけ分かれる、みたいな。

鶏だったらちょっと合わないのかなって気がしますが、料理法次第でしょうか。

ベーコンもちょっと入ってましたが、やはり豚肉は合いませんよね。

とてもブルゴーニュらしさを感じる、見た目も、味もキレイなワインです。

【Pommard:ポマールについて】
ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ地区
コート=ドール県
タイプは赤のみ
栽培面積:312ha
生産量:12980hl
グラン・クリュ:なし
プルミエ・クリュ:
・レ・グラン・ゼプノ

・レ・プティ・ゼプノ
・クロ・ド・ラ・コマレーヌ

・クロ・ブラン

・レ・ソーシーユ

・レ・フルミエ

・レ・リュジアン・バ

・レ・リュジアン・オー
・レ・クロワ・ノワール


※2006日本ソムリエ協会教本より

2008/09/20

ロシュ・ブランシュ コート・デュ・ヴァントゥー 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ)\2980
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・クレレット、プールブーラン、グルナッシュ・ブラン(仏:コート・デュ・ヴァントゥー)\1080

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
ロシュ・ブランシュ コート・デュ・ヴァントゥー 2006

【外観】
やや淡い外観。
ややベージュっぽさがある。
粘性は中庸で脚が後から少しずつ降りてくる。

【香り】
シロップ漬けの甘いフルーツ香。
リンゴのタームあり。
やや酸化のイメージ?
グラスを回すとシードルのようなイメージ。
これは完全にNGワードですね。

【味わい】
酸味が強く、収斂性がある。
口当たりが荒く、キツイ印象。
ベースはまろやかさを感じるので、これはちょっと酸化が悪い影響を与えているようだ。

【判定】
外観からはやや熟成感を感じる。
たしかシャルドネが年数が経っているかな。
香りはフルーティさが主体だが、酸化の印象が強い。
これはいわゆる外れワインかも。
ブドウ品種を特定できるようなヴァラエタルアロマはほとんど感じない。
味わいはやはり酸化をイメージさせる、酸っぱくて荒々しい飲み口。
でもベースはしっかりとしている印象がある。
酸化したシャルドネっぽいなー、と思いながらも、価格帯は明らかに安そうなイメージ。
粘性も弱く、脚がバラバラになって現れる。
そうなるとやはり、クレレット、ブール・ブーランか。

ファイナルアンサーで、クレレット、プールブーラン、グルナッシュ・ブラン
で、ピンポン

これはー、ちょっと痛んでる?

【総評】
ロシュ・ブランシュ コート・デュ・ヴァントゥー 2006
Roches Blanches Cotes du Ventoux 2006

フランス:コート・デュ・ローヌ地方南部地区:コート・デュ・ヴァントゥーAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:クレレット、プールブーラン、グルナッシュ・ブラン

町田の蔵家さんで1080円で購入。

これは評価出来ないかな。
明らかに酸化してました。

カロ バラホンダ ティント 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア)\1580
・カベルネ・フラン主体(仏:サン・ニコラ・ド・ブルグイユ)\1280
・モナストレル50%、シラー20%、テンプラニーリョ20%、メルロー10%(スペイン:レヴァンテ地方:イエクラ地区)\1130
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーズ、ルビー・カベルネ(南アフリカ:ウェスタン・ケープ州)\1580
・メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1080

の6本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カロ バラホンダ ティント 2006
【外観】
濃い外観。
透明感はほとんどない。
色合いは赤味が強く若々しい。
雫に強く色素が残る。
タンニンが溶けきれていない印象。

【香り】
焦げ臭。
生っぽい動物香。
茎のようなグリーン香。
タバコの葉。
濃縮された果実。
香りは強く、官能的。

【味わい】
ほんのりとした甘さを感じるが、タンニンがとても強い。
厚みがあり、フルボディ。
少しざらざらした印象がある。
後味にタンニンが強く残るが、フィニッシュは少し軽い余韻を残す。

【判定】
濃くて透明感の無い外観からはオーストラリアのシラーズが候補。
後は南アフリカの2本。
香りは生っぽい動物香と濃縮感と焦げ臭のある香り。
いわゆるチリカベのような印象。
ここでもやはりシラーズか。
でもいわゆるスパイス香が弱く、カベルネ・ソーヴィニヨンのようなグリーンっぽさを感じる。
味わいは収斂性が強い、渋みを強く感じる印象。
ここではメルローが優勢か。
ほんのりとした甘みがあり、濃縮されたフルーティさもあるフルボディなので、新世界のワインと思われる。
そうなると、オーストラリアのシラーズか、南アフリカの二つ。
カベルネ比率が高そうな印象では、南アフリカのウェスタン・ケープの方。
でも何となく、オーストラリアの印象がとても強い。
強い焦げ臭と濃縮感のあるフルーツ。
シラーっぽいスパイス香が無いところが気になるが、トータルではオーストラリアかな。

ファイナルアンサーで、シラーズ
で、ブー

なんと、圏外だったモナストレルでした。

【総評】
カロ バラホンダ ティント 2006
CARRO BARAHONDA TINTO 2006

スペイン:イエクラ地方DO
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:モナストレル50%、シラー20%、テンプラニーリョ20%、メルロー10%

リカーランドトップで、1130円で購入。

ちょっとだけ、野性的な動物香(フォクシーっぽさ?)でスペインを疑ったのですが、飲み口がどうも新世界っぽくて、ヨーロッパは外してしまいました。

シラーでもメルローでもない、独特な生っぽい動物香がありますね。
悪い表現でいくと野暮ったい印象。
濡れた犬、に近い感じといいますか。

飲み口は濃縮果汁の印象で、洗練されてません。
でもカジュアルな印象で、フルボディながら飲みやすいワインです。

1130円という価格で考えると、コストパフォーマンスはとても高いですね。

以前のテイスティングを見てみると、バラホンダ モナステル 2005を飲んでますね。
モナストレルは、フランスではムール・ヴェードル、オーストラリアやアメリカではマタロと呼ばれる品種だそうです。

winewine.infoさんのサイトによると、果皮が厚いので色が濃く、またアルコール度の高いワインが出来る、とありますね。
http://www.winewine.info/breed/data/index.php?id=54

ちょっと前の今風ワインというか、フルーツ爆弾て感じ。
ただ、時代はフィネスを求めているので(ホントかよ!)、やや時代遅れな印象も受けます。

などいろいろ言っては見たものの、大変コストパフォーマンスの高いワインである事は間違いありませんね。

2008/09/17

王妃の微笑 BLANC NV(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー)\850
・アイレン(スペイン:)680
・ユニブラン、ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ガール県)\599
・シュナン・ブラン、ユニ・ブラン(アルゼンチン:メンドーサ)\398

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

王妃の微笑 BLANC NV
【外観】
やや淡い中庸な黄色。
グリーンがかっている。
粘性は中程度で、脚が多く現れる。

【香り】
モモのシロップ漬けのようなフルーツ香。
南の果実の印象もある。
軽く、すっきりした印象。

【味わい】
辛口だが、とてもライトな印象。
酸味は程よく利いている。
やや乾いたような後味。
ほんのり苦味が残る。

【総評】
ほんのりグリーンな外観だが、どれも絞り込むのは難しいか。
香りは、独特な果実香。
熟した印象や南の印象、シロップ漬けなど。
やや甘いタイプのワインに使われる品種の印象がある。
そうなると、シュナン・ブランが候補になる。
味わいはとても辛口。
でもライトで、価格は安そう。
酸味のバランスは良く、軽いなりにまとまっている。
辛口ながらまろやかな印象もある。

ファイナルアンサーで、シュナン・ブラン
で、ブー

ユニブラン、ソーヴィニヨン・ブランでした。

【総評】
王妃の微笑 BLANC NV
SOURIRE DE REINE BLANC NV

フランス:ガール県:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ユニブラン、ソーヴィニヨン・ブラン

※ヴァン・ド・ペイって生産年表示無くていいんでしたっけ?

つるかめランドで、599円で購入。

いわゆるロイヤルシリーズってやつですね。
ずっと警戒して買ってませんでしたが、第一印象は悪くないです。

香りはやや人工的な印象があって、やや鼻につく感じはあります。
それにしても、ソーヴィニヨン・ブランの印象が全然出てこないんですよね。

割合が低いのかな?

このシロップのような甘い香りの印象は何が由来なんでしょうね。

食事に合わせると、腰砕け感が否めません。

今日の晩御飯は鮭のムニエル。

合わせてみると、後味がとても水っぽくなります。

でも意外とアルコール度はあるんですよね。
口当たりが軽いのですいすい飲んでしまいますが、気がつくと意外と酔っ払ってます。

最初の印象は悪くなかったのですが、飲み進むとなんかいまいち。
特に食事に合わせると、もうダメ。

だんだん香料っぽさが気になってきました。
ワイン自体に力が無いのに、変に香りが残る感じ。

良くも悪くも500円台のワインって感じですね。

2008/09/15

シャトー・ラ・シャペル・ド・テンプリエ2001(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア)\1580
・メルロー主体(仏:サンテミリオン)\1590
・カベルネ・フラン主体(仏:サン・ニコラ・ド・ブルグイユ)\1280

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ラ・シャペル・ド・テンプリエ2001
【外観】
やや濃い外観。
深い透明感があるが、底がギリギリ見えないくらい。
色合いは落ち着いていて、フチにオレンジをほんの少し感じる。
フチの一番端は透明。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
ジャムのような果実香。
なめし革のような動物香。
やや重く、暗い印象の香り。
香りは弱く、やや生っぽい動物香がある。

【味わい】
やや熟成感のある味わい。
酸味が独特で、紹興酒のような印象がある。
収斂性があり、辛い飲み口。
後味に強い苦味を残す。
ボディはミディアムくらい。

【判定】
落ち着いていて、やや透明度がある外観。
シラーズは消えるか。
香りは重く、哲学的な深みがある。
印象としてはカベルネ・フラン。
味わいは熟成したサンジョヴェーゼのような独特な酸味がある。
紹興酒みたいな独特の酸味。
価格帯も1000円台の前半の印象。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ブー

メルローでした。。

【総評】
シャトー・ラ・シャペル・ド・テンプリエ2001
Chateau La Chapelle des Templiers 2001

フランス:ボルドー地方:サン・テミリオンAC
アルコール度:
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランン、マルベック

町田の蔵家さんで、1580円で購入。

熟成感のあるメルローを良く分かってませんでしたね。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/winekan/144746/183562

※サイトより引用
メルロー主体の典型的なサン・テミリオンのワインで、黒いベリー、プラム、チェリー、いちじくの香り、
やわらかく、まろやかな味わいです。
ボルドー右岸らしさを味わえる1本です。

ちょっとひねたドライフルーツのような感じが「いちじく」なんでしょうかね。
もっとフルーツのボキャブラリーを増やさないとダメですね。

ちょっとキツイ印象のワインなので、あまり一般受けはしなさそうですが、この価格でこの熟成感を味わえるというのは、ちょっとお買い得感があります。

フルーティさはかなり削り落とされているので、ワインだけで飲んでおいしいタイプでは無さそうです。
後味がかなり辛口で、苦味と塩味のような印象が残るので、合わせる料理も難しそう。

ひょっとしたら中華とか合うのかもしれませんね。
チンジャオロースとか、ホイコーローに合わせるとどうでしょうか。

責任持てませんけど。。

このくらい熟成感があると、いろいろとイメージが広がって面白いですよね。
一度試してみてはいかがでしょうか。

PS.
最後まで飲むと滓が結構あったので、デキャンタリングして飲んだ方が良さそうです。
空気に触れる面積の広いデキャンタよりはカラフェタイプの方がいいでしょうか。

2008/09/14

キンタ・ド・コーレイヨ ダン ホワイト 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ)\2980
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・マルヴァジア・フィナ45%、エンクルザード25%、セルシアル20%、ビカル10%(ポルトガル:ダン)\1280

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

キンタ・ド・コーレイヨ ダン ホワイト 2007
【外観】
淡い黄色。
ややベージュ。
小さな気泡が多く見られる。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
シトラスのような甘い柑橘系のフルーツ。
ややシロップのような印象もある。
爽やかな香り。

【味わい】
軽く、ほんのりと苦味のある爽やかな味わい。
ボディは軽く、シンプル。
後味はやや乾いた印象で、酸味はそれほど強くない。
バランスがよく、すっきりとしている。

【判定】
小さな気泡が多く見られるところですでに、フランスの2本は無いか。
香りはシトラス系の爽やかな印象。
事前に調べておいたポルトガルワインのコメントと同じ。
味わいも軽く、すっきり。

ファイナルアンサーで、ポルトガル
で、ピンポン

【総評】
キンタ・ド・コーレイヨ ダン ホワイト 2007
Quinta do Correio white wine 2007

ポルトガル:ダン地方
アルコール度:13%
ブドウ品種:マルヴァジア・フィナ45%、エンクルザード25%、セルシアル20%、ビカル10%

町田の蔵家さんで、1280円で購入。

木下インターナショナルのサイト
http://www.kinoshita-intl.co.jp/quinta_r/correio_white.html

爽やかですっきり。
冷やして飲むとおいしいポルトガルワインです。

カミさんの価格当てはドンピシャ。

後味がやや苦味が残るような感じがありますが、最後まで美味しく飲めます。

ライトでカジュアルなワインですが、セックな飲み口なので、食事にも合わせやすそうですね。
魚介系のパスタとかいいかな。

ル・グランダール メドック 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%(仏:メドック)\1980
・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア)\1580
・カベルネ・フラン主体(仏:サン・ニコラ・ド・ブルグイユ)\1280

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ル・グランダール メドック 2003
【外観】
濃く、黒い外観。
透明感はほとんど感じない。
粘性は強く、脚がいつまでも残る。

【香り】
スミレの香り。
カシスの香り。
華やかで強い。
グラスを回すと硫黄の香りが立ってくる。
まだ閉じているのでしょうか。
なめし革のような印象。

【味わい】
まろやかで、ほんのり甘い印象。
酸味も柔らかく、タンニンもほどほど。
余韻は少し長めに続く。
アルコール度は高そう。

【判定】
外観からはシラーズ。
香りはボルドー。
味わいはシラー。
トータルのバランスではシラーズでしょうか。

ファイナルアンサーで、シラーズ
で、ブー

とほほ、、ボルドーでした。

【総評】
ル・グランダール メドック 2003
Le Grand Art Medoc 2003

フランス:ボルドー:メドックAC
アルコール度:14%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロ40%

ヴィノスやまざきで、1980円で購入。
http://www.v-yamazaki.com/fs/webstore/f12-0103

このワインカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高いですが、飲めば飲むほど、カベルネ・ソーヴィニヨン。
しかも新世界の。
なんでシラーにしちゃったかな、って後悔してます。

香りはまさにボルドー。
でも飲み口がニューワールドっぽいワインです。

濃厚で、ジューシーなワインが好きな人向けですね。
繊細さや奥深さを感じない、楽天的なタイプのワイン。

ボルドーと思って飲むとちょっと期待外れなのかな?
人それぞれでボルドーに期待しているものが違うので、何とも言えませんけど。

我が家的にはいまいちかな。

甲州・キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ)\2980
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・甲州(日本:山梨)\2100

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

甲州・キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー 2007
【外観】
淡い、無色に近い色合い。
ほんのりグレーで、日本酒のよう。
小さな気泡がフチに見られる。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
柑橘系の上品な香り。
ほんのり煙っぽい。

【味わい】
シャープな酸味。
後味はやや水っぽい。
軽いライトな味わい。

【判定】
淡く、無色な外観。
上品な柑橘系の香り。
シャープでライトな味わい。
この選択肢の中では甲州以外にはありえない。

【総評】
甲州・キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー 2007
Koshu Cuvee Denis Dubourdieu 2007

日本:山梨
アルコール度:
ブドウ品種:甲州

リカーランドトップで、2100円で購入。

甲州キュヴェ・ ドゥニ・デュブルデューは2007年で終わりで、2008年からは造らないみたいですね、
たまたまあったので、記念に買ってみました。

開けた直後の印象は、軽くて酸っぱいワイン。
上品さはあるけど、評判ほどではないかな、って感じでした。
冷やして飲んだ方が美味しいかな、って印象でしたが、温度が上がってくるとこれがまたじわじわ実力を発揮してきます。

香りは凄みが出てきて、何ともドラマチック。
酸味の強い飲み口も、ちょっと温度が上がった方がコクが出る印象です。
というか、少し空気に触れさせないといけないんですね、きっと。

何とも言えない独特な香りがいいんですよね。
言葉にすると柑橘系なんですが、よく出来た甲州独特の、白い花が混ざったようなハーブのニュアンスを加えたような、とても良い香りがします。

やはり酵母の印象というか、日本酒っぽさというか、和を感じる部分がありますね。

煮物なんかに以外と合うのかな?
筑前煮のレンコンとかに合いそう。
野菜がいいですね、野菜の素揚げとかいけるんじゃないでしょうかね。

良いワインです。

■楽天ショップへのリンク

http://item.rakuten.co.jp/auc-wine-kurachi/10003/

※サイトより引用
世界に通じる甲州ワインを造るという主旨のもとに造られたワインで、2004年に続き2005年も、白ワイン醸造の世界的権威であるドゥニ・デュブルデュー教授のコンサルティングを受けて醸造されています。
KOSHU 2004は、米国の評論家、ロバート・パーカーJr.氏も、「国際市場で日本発の最初のドライな白ワインになりえる。次世代の寿司ワイン」と評価し、87~88点の高得点をつけたことで話題となりました。
世界に羽ばたく甲州ワイン。
是非一度お試しください!

注)KOSHU 2004と甲州・キュヴェ・ドゥニ・デュブルデューは違うワインですが、同じワインメーカーで造られています。

2008/09/13

ブラックタワー レッド 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア)\1580
・ドルンフェルダー60%、ピノ・ノワール40%(独:ファルツ地方)\1300
・モナストレル50%、シラー20%、テンプラニーリョ20%、メルロー10%(スペイン:レヴァンテ地方:イエクラ地区)\1130

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブラックタワー レッド 2006
【外観】
深い透明感のある、やや濃い外観。
底がぎりぎり見えるくらい。
色味は黒っぽい紫だが、フチの赤味はやや強い。
フチには小さな気泡が見られる。
粘性は中程度で、脚が多く現れる。
雫に色素が残る。

【香り】
キャンディのようなフルーツ香。
なめし革。
少しカラメルのような甘い焦げた印象。

【味わい】
甘くてとろりとした飲み口。
酸味も柔らかく、渋みも柔らかい。
余韻は短く、ややジュースっぽい。

【判定】
外観のイメージでは、小さな気泡が気になる。
香りは、キャンディっぽい香りが特徴。
ちょっとヌーボーっぽい感じ。
味わいもまた特徴が強く、まず甘い。
もちろん、甘口ワインってほどでは無いのですが、少なくとも辛口ワインとは言えないくらいの甘さ。
ここまで、イレギュラーな要素が続くと、特に特徴の強い、ドイツしか無いのかな。

ファイナルアンサーで、ドイツ
で、ピンポン

悪く無いのですが、ちょっと戸惑う感じでしょうか。

【総評】
ブラックタワー レッド 2006
Black Tower Red 2006

ドイツ:ファルツ地方
アルコール度:12%
ブドウ品種:ドルンフェルダー60%、ピノ・ノワール40%

リカーランドトップで、1300円で購入。

香りは、キャンディっぽい印象が強いのですが、飲み口はまろやかで、甘い。
飲み進むと樽のニュアンスも強くなる。
カミさんに価格の印象を聞いたら、980円くらい?って言ってました。
確かに出せるとしたらそれくらいかな。
とはいえ、個性のあるワインなので、話のネタに試してみてもいいでしょうか。

1本すぐに空いてしまったので、案外おいしいワインなのかも。

2008/09/11

芳醇な香りとキリッとした辛口のシャルドネ

芳醇な香りとキリッとした辛口のシャルドネ

芳醇な香りとキリッとした辛口のシャルドネ
日本:輸入ワイン・輸入ブドウ果汁使用
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:シャルドネ

ローソンで、500円で購入。(500ml)

【外観】
やや淡い中庸な黄色。
粘性は中くらいで、脚が多く現れる。
フチは色が淡く透明に近い。

【香り】
ミネラル。
柑橘系のフルーツ。
ヴァニラ。
すこしミントのようなハーブ香。
煙っぽさもあるが、ややフルーツケーキのような甘い印象がある。

【味わい】
酸味がしっかりとしているが、やや後味が水っぽい。
アルコール度が低いのか、やや体躯が頼りない。
バランスが悪く、複数のワインをブレンドしたような印象を受ける。
シャルドネだけじゃなくて、他の品種が混ざっているように感じる。

【総評】
メルローが美味しかったローソンの500円シリーズのシャルドネです。
ワインだけで飲むと、ちょっとバランスが悪く、気になる部分がありますね。
ちょっと気持ち悪い甘さがあるんですよね。
ワインにフレッシュジュースを混ぜたような印象とでもいいましょうか。
料理に合わせると、とたんに苦味が気になってきます。
酸味と、甘みと、苦味をとりまとめるベースが無いんでしょうかね。

今日はコンビニのボンゴレスパなんですが、ボンゴレの苦味を引き出してしまいますね。

大根のバンバンジーサラダなんて最悪・・苦いばっかり(当たり前か)。

チーズに合わせるとちょっと落ち着きます。

期待感があったので、酷評になってますが、全然ダメってレベルではありませんね。
でも、次は無いかな~。

ローソンでシャルドネ買うんだったらフランジアでしょうね。

2008/09/09

ジャック・フレーラン ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー 2002(ブラインドテイスティング:当てる)

・ユニ・ブラン40%、テレ40%、マルサンヌ20%(仏:ラングドックルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー)\980
・シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー)\850
・ユニブラン、ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ガール県)\599

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジャック・フレーラン ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー 2002
【外観】
やや人工的な彩度の高い黄色。
ほんのりグリーンがかっている。
中庸な色合いで、フチはほぼ無色。
粘性は中程度で、脚が複雑に残る。

【香り】
ミネラル。
チーズのような発酵香。
ちょっと青草のようなハーブ香。
フルーツは柑橘系くらい?
香りは弱く、グラスを回すと香りがだんだん飛んでいく。

【味わい】
酸味が強いが、スッキリ感は無い。
後味はやや水っぽい。
バランスがあまり良くない。
舌のまんなかに置いたように余韻が残る。
カルピスのようなエグミがたまる。

【判定】
ちょっと人工的なキツイ黄色。
チリのシャルドネ?って感じがする。
香りは、あまり強くなく、品種を特定できるような香りが無い。
フルーツ香も大人しく、ちょっと青臭さを感じるものの、ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマでは無さそう。
味わいは、もったりしていて、コロンバールを使ったワインのような、蒸留酒の元になるようなイメージ。

ファイナルアンサーで、ユニ・ブラン40%、テレ40%、マルサンヌ20%
で、ピンポン

シャルドネでもソーヴィニヨン・ブランでも無いという選択肢で当たりました。

【総評】
ジャック・フレーラン ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー 2002
JACQUES FRELIN VIN DE PAYS DE L'HERAULT 2002

フランス:ングドックルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ユニ・ブラン40%、テレ40%、マルサンヌ20%

つるかめランドで、980円で購入。

ちょっとこの価格だと厳しいかな、って感じです。
野暮ったいまとまりで、本当に地酒ってイメージでしょうか。
第一印象は良くないですね。

華やかさが無いのかな。
酸味が弱く、ややもったりしている感じも原因かもしれません。

今日のおかずは蒸し鶏と鶏がらスープ。

コラーゲンたっぷりの蒸し鶏の皮と合わせてみましたが、なんかかみ合わない感じ。

シンプルな鶏がらのスープもちょっとずれる。

マヨネーズとマスタードで出来たタレにからめて食べると、何となくかみ合ってきました。

酸味が弱いので、レモンを絞ったような合いかたをして欲しいのに、ってところでちょっと力不足になるんですね。

料理に対してちょっと遠慮してるような合いかたです。

蒸し鶏と鶏がらスープとご飯は鶏飯にして食べてしまいました。
ん~焼酎が最高・・九州の味わいです。

と、至福の時はおわって、このワインのリベンジ、リベンジ。

定番ツマミのストリングチーズ、乾燥バジルがけに合わせてみました。

雪印のストリングチーズは買い置きも出来るので、良く買ってあるんですが、ミルクキャンディみたいな牛乳っぽさがありますね。

それをなんとか乾燥バジルで香りを抑えてつまみにするんですが、合わせてみると、なんだかどーでもいー、って感じです。

やる気ないだろ、おまえ!
ってワインにつっこみを入れたくなります。

何となく、フォローしてやる気満々だったんですが、フォローしきれないワインですね、これは。

カミさんに値段を聞いたら、680円くらい?って言ってました。
私もそれくらいの印象ですね。

2008/09/07

ウィリアム フェーブル プチ・シャブリ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・甲州(日本:山梨)\2100
・シャルドネ(仏:プティ・シャブリ)\2080

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ウィリアム フェーブル プチ・シャブリ 2006
【外観】
淡い黄色。
グレーがかっていて、ほんのりグリーン。
輝きがある。
粘性はわりと強く、ゆっくりと脚が降りてくる。

【香り】
ミネラル。
フリンティな印象。
発酵香。
柑橘系のフルーツ。
ちょっとペトロール香?

【味わい】
強い酸味。
セックで後味がとてもドライ。
ボディは強く、しっかりとしている。
グレープフルーツのような苦味が残る。

【判定】
外観は甲州っぽいが、粘性が強く、ちょっと違うかも。
香りは、ミネラルの印象が強く、フリンティでシャブリっぽい。
ただペトロール香に近い印象や、ほんのりソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを感じる。
飲み口は酸味が強くで、サバサバしたドライな飲み口。
シャルドネだったらもう少しボディに厚みがあるかな。

ファイナルアンサーで、サンセール
で、ブー

ああー、シャブリでした。

【総評】
ウィリアム フェーブル プチ・シャブリ 2006
WILLIAM FEVRE PETIT CHABLIS 2006

フランス:ブルゴーニュ地方:シャブリAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、2080円で購入。

この間違いは結構恥ずかしいかも。
ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネを間違えたのも久しぶり?
とはいいながら結構間違えるんですよね、この二つ。

最初の印象はまさにプチ・シャブリだったのですが、ミネラルの印象がややペトロール香に近く、ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマ?って感じで、さらに飲み口の酸っぱくでドライな印象もどちらかというとソーヴィニヨン・ブランっぽかったんですよね。

このプチ・シャブリはどちらかというとクラシックなまとまりですね。

古風な?酸味が強いシャブリが好きなカミさんはおいしいって言ってました。

しかし、なんでしょうか、ウィリアム・フェーブルのシャブリって独特なエグミがあるような。
後味があまり良くないというか。
香りもちょっと石油香のようなイメージがあって、抵抗感があります。

とはいえ、よく出来たワインなので、料理によっては活きてくるんでしょうね。
文句言いながらも二人で飲むと1本すぐ無くなるワインです。

クラシックで堂々とした、古風なイメージのシャブリでしょうか。

2008/09/06

ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2004(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・シャルドネ(仏:プティ・シャブリ)\2080
・ヴィオニエ 、マルサンヌ、ルーサンヌ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1680

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2004
【外観】
濃い黄色。
黄金に近い。
輝きがある。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくりと降りてくる。

【香り】
パイナップルのシロップ漬けのような強い甘さを感じる香り。
柑橘系の香りやハーブのような印象もあり爽やかさを出している。

【味わい】
とろりとした甘さを感じる味わい。
残糖もそこそこありそう。
2g/Lくらい?(適当)
ボディは厚くたっぷりとしている。
酸味もしっかりしていてバランスをとっている。
余韻も長く続く。

【判定】
黄金色の外観からは、ヴィオニエしか残らない。
香りはパイナップルくらいの濃い、南の果実香。
濃厚な香りはまさにヴィオニエ。
味わいはとろりとまろやか、ほんのり甘い印象。
これは他に選択肢は無いかな。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ
で、ピンポン

らしい、ヴィオニエです。

【総評】
ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2004
LA CUVEE MYTHIQUE BLANC 2004

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴィオニエ 、マルサンヌ、ルーサンヌ等

グルメシティで半額ワゴンセール、840円で購入。
元値は1680円。

ミティークの赤はコート・ロティ?をイメージしてますが、白はコンドリューのイメージでしょうか?
ローヌ北部を感じさせるシリーズなんでしょうね、きっと。(勝手なイメージ)
しかしこのこってり感とまろやかさ、独特な果実香はコンドリューを感じさせますね。
シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランと違うこの個性がなかなかいいですよね。

料理に合わせるイメージが沸かないのですが、鶏のクリーム系の料理とかだと合うのかな?

この価格帯で、こういった個性的な味わいは少ないので、とても貴重なワインだと思います。

マリー・ルイズ・パリゾ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%(仏:メドック)\1980
・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア)\1580
・ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ)\1380

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

マリー・ルイズ・パリゾ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2005
【外観】
明るいルビー色。
透明感が強く、底までハッキリ見える。
輝きを感じる。
色味は落ち着いた紫。
フチは透明感が強く、無色。
粘性は中くらいで脚が多く現れてすぐに消える。

【香り】
はりのあるなめし革。
赤い果実香。
ケミカルさも強い。
やや悪臭系の香りも混ざっている。

【味わい】
酸味が強く、シンプルな味わい。
セックで、ライトボディ。
タンニンはほとんど感じない。
余韻は5~6秒くらい。

【判定】
外観はピノ・ノワール。
香りもややケミカル臭が強いがピノ・ノワールのなめし革やドライフラワーの印象がある。
味わいもセックで酸味が強くやや収斂性があって、ピノ・ノワールらしい味わい。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

ちょっと神経質で繊細な感じの、ピノ・ノアールらしい味わいです。

【総評】
マリー・ルイズ・パリゾ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2005
Marie-Louise Parisot Bourgogne Rouge 2005

フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

グルメシティで、半額ワゴンセール、690円で購入。
元値は、1380円

ライトからミディアムボディで、とてもそっけない味わい。
酸っぱいワインって感じで、一般受けはしないかな。
だからグルメシティでワゴンセールになっていたのでしょうか。

ブルゴーニュのピノ・ノワールらしい、神経質で繊細なまとまりで、個人的には好きなタイプなのですが、人にお勧め出来るかというとやや微妙。
しかし、ワインも流行のスタイルがあるので、生産者も大変でしょうね。

決して悪いワインでは無いのですが、ちょっとぶっきらぼうな印象でしょうか。

2008/09/05

ドゥルト b ボルドー ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア)\1580
・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\1380
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー)\928

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドゥルト b ボルドー ルージュ 2006
【外観】
濃い外観。
深い透明感があるが底は見えないくらい。
黒っぽく落ち着いた紫。
粘性はやや強く、脚が多く現れる。

【香り】
やや硫黄のケミカルな印象。
濃縮感のあるフルーツ。
なめし革。
ちょっと生っぽい動物香もある。
コショウのようなスパイス。
ややグリーンっぽさ。
ちょっとヴァニラもある?

【味わい】
セックでミディアムボディ。
タンニンは割りと強く、やや収斂性を感じる。
酸味は少し弱く、ちょっと頼りない感じ。
余韻は短い。
後味は軽い印象。

【判定】
外観からはピノ・ノアールが外れる。
香りの印象はメルローかシラー。
かなりスパイシーなので、シラーズも怪しい。
でもメルローのまろやかな動物香とフルーティなイメージが強い。
飲み口はセックで収斂性があり、メルローと思われる。
そうなると、南アフリカかボルドーだが、違いはメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン以外に多種の品種が混ざっているかどうか。
何となく香りの印象ではボルドーっぽくない。
フローラルな華やかな印象がほぼ無い。
飲み口は、割と渋みが強く、フランスっぽさも感じるが、なんとなく全体のまとまりがニューワールドをイメージさせる。
飲み干すときにいろいろな味が出るようなイメージがあって、多品種がブレンドされている様なイメージがある。

ファイナルアンサーで、南アフリカ
で、ブー

ボルドーでした。

【総評】
ドゥルト b ボルドー ルージュ 2006
DOURTHE b Bordeaux Rouge 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

グルメシティで、928円で購入。

そうそう、ドゥルトのbってこんな感じだった記憶があります。
バロン・ド・レスタックと比べるとちょっと地味なんですよね。

ただ堅実な印象で、とてもいいワインだと思います。
1000円前後のワインの中では安心して買える1本ですね。

バロン・ド・レスタックよりもナチュラルな印象なんでしょうか。
素直なまとまりですが、飲み進むとちょっと単調な印象を受けてしまいます。

とはいいながら、まろやかでフルーティで素直なまとまりは万人に受け入れられる要素ですね。

メドックよりはサンテミリオンのような印象をうけてしまいますが、カベルネ・ソーヴィニヨンが先に書いてあるって事は比率が高いのかな?

チャーミングなまとまり、とでも言いましょうか。
フルーティさが長く続き、女性に受けそうなボルドーですね。

2008/09/04

ラ・キュベ・ミティーク 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラー、ムールヴェードル、カリニャン、グルナッシュ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1680
・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\1380

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラ・キュベ・ミティーク 2003
【外観】
濃い外観。
底が見えないくらいの透明感だが、艶っぽい印象がある。
色味は黒っぽい紫。
赤味は強くないが、オレンジっぽさも無い。
粘性は強く脚がいつまでも残る。

【香り】
華やかで強いスミレの香り。
ボルドーっぽい。
やや艶っぽい動物香。
スパイシーさもある。
濃縮された果実の印象。
カラメルっぽい焦げ臭。
香りは複雑で強い。

【味わい】
まろやかなフルボディ。
タンニンと酸味が程よく効いている。
セックで、残糖はほとんど感じないが、アルコール度が高くほんのり甘みを感じる。
余韻も長いが、後味にやや水っぽさを感じる。

【判定】
濃い外観からは、ピノ・ノアールが外れ、メルロー主体とシラー主体の一騎打ち。
香りの印象はボルドー。
となるとメルロー?
フローラルな香りがあり、やや艶っぽい動物香。
スパイシーさもあるが、シラーって感じじゃないかな?
香りも複雑なら、味わいも複雑で複数の品種が混ざっている印象がある。
余韻が厚めに続いて、急にすっとライトな後味に変わるところなんて、ピノ・ノアールとか混ざっているでしょうって感じがある。
シラーは以前も飲んだ事があるミティーク。
ミティークはこんなにセックじゃなかったし、こんなにフローラルな香りもなかったぞ。

ファイナルアンサーで、南アフリカ
で、ブー

な、なんとミティークでした。

【総評】
ラ・キュベ・ミティーク 2003
LA CUVEE MYTHIQUE 2003

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラー、ムールヴェードル、カリニャン、グルナッシュ等

グルメシティで、ワゴンセール半額、840円で購入。
元値は、1680円

ネタバレする前に、カミさんとこのワインは美味しいね、って言っていたのですが、ミティークと分かってびっくり。

ミティークは我が家的にはあまり評価の高くないワインだったんですよね。

もっと、ニューワールドワインみたいな印象だったんです。
濃厚・フルーティ、みたいな。

今回のミティークは洗練された「影」のような印象を感じます。
ちょっとマニアックというか、微妙に崩れたバランスが秀逸というか。
良くも悪くもフランスっぽさが出ていますね。

ボルドーが混ざっていたら、多分そこにいってますね。

飲み進むととてもシラーっぽさが出てくるのですが、いわゆる安いシラー、シラーズとは違うんですよね。

う~ん、多分言いすぎだと思うけど、一度だけ飲んだことのある、コート・ロティに近い?
ミティークの回し者のようなコメントになってきましたが、やっぱりみんなに支持されるワインってのは美味しいんですね。

2003年なので、もう5年熟成されています。
最初に感じたスミレのような印象や、微妙に崩れたバランスもそこに起因するのかもしれませんね。

とにかく最初は香りが強く華やかでしたが、だんだん落ち着いてきました。

飲み進むと、単調さが気になってきます。
やや単純なフルーティな印象も出てきて、なんかちょっと興ざめ。

あんなに絶賛していたのに、お恥ずかしい。

最初の印象はとてもいいのですが、すぐに正体がばれる、すぐそっぽを向く、いわゆる裏切り者のワインの分類なのかな。

なんか、キュベ・ミティークに恨みでもありそうなコメントになってきましたね。

2008/09/02

ロベール スカリ シャルドネ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・ユニ・ブラン40%、テレ40%、マルサンヌ20%(仏:ラングドックルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー)\980
・ヴィオニエ 、マルサンヌ、ルーサンヌ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1680
・シャルドネ(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1280

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ロベール スカリ シャルドネ 2005
【外観】
濃い黄色。
ややオレンジがかっている。
艶と輝きがあり、粘性は中程度。

【香り】
厚みのある果実香。
パイナップルのような南国系の香り。
グラスを回すとヴァニラとクリームの印象。
スモーキーな印象もあり、重いこってりとした香りの印象だが、ヴァニラやハーブの印象とフルーツが相まって、フルーツケーキのようなイメージがある。

【味わい】
まろやかで厚みがある味わい。
フルーティさが強く、柔らかい。
ボディは厚く、ボリューム感がある。
酸味は程よく、バランスよく効いていて、厚みのあるボディに爽やかさを与えている。
余韻は5~7秒程度は残り、後味はやや乾いた印象。

【判定】
濃い黄色の外観からはヴィオニエかシャルドネ。
香りはニュートラルなフルーツ香で厚みがあるので、ここはシャルドネか。
飲み口は、こってり系のシャルドネそのもの。
ややスモーキーさを含んだ厚みのある果実香ととろみのある飲み口、シャルドネ以外であるとしたらセミヨンかな。
でもセミヨンないし。

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン

典型的なこってり系シャルドネです。

【総評】
ロベール スカリ シャルドネ 2005
ROBERT SKALLI CHARDONNAY 2005

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティで、半額ワゴンセール、640円で購入。
元値は1280円。

以前も飲んで好印象だったワインです。
こってり感もありながら、フルーティでまろやかで飲みやすい。
アルコール度が高いせいか、フルーティなせいか、ほんのりと甘みを感じますが、基本的には残糖がとても少ないドライなタイプです。

ただ、飲み物として完結しているので、料理には合わせにくいのかな?

http://products.suntory.co.jp/wine/0000000565/0000001009.html
※サントリーのサイトより引用
柑橘系の香り、バタースコッチやナッツを思わせる樽香が溶け合った心地よい風味。甘やかな余韻が長く続く名品です。


たしかにナッツかも。
癖のあるフルーツ香ってナッツのニュアンスが混ざっている場合が多いですね。

バタースコッチもなるほど、って感じです。

もっとボキャブラリーを増やさないとダメですね。

参考までにロベールスカリのサイトから
http://www.robertskalli.com/vins/pdf/chardo_RS_en.pdf

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