2008/08/31

ラブレ・ロワ ボージョレ 2004(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%(仏:メドック)\1980
・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、
ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\1380
・ガメイ(仏:ブルゴーニュ)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラブレ・ロワ ボージョレ 2004
【外観】
明るいルビー色。
透明感が強く、底までハッキリ見える。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
炭酸のニュアンス?
白の印象の香り。
グリーンっぽい、ハーブのような印象がある。
ちょっとなめし革。

【味わい】
すっきりと軽い味わい。
ライトボディで余韻は短い。
軽いがバランスが良い。
酸味は強く、苦味は少ない。

【判定】
とても明るい外観からはピノ・ノアールかガメイ。
香りはなんだか白ワインみたいな香りだが、時間が経つと、なめし革の印象が出てくる。
ガメイのキャンディっぽさや花の印象は無いので、ピノ・ノアール?
味わいはとってもライト。
ロゼくらいの印象。
とても軽いがバランスが良く、まとまっている。
この軽さの価格帯は1000円を大分下回る感じかな。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ピンポン

ボージョレもヌーボーじゃないと随分と印象が変わりますよね。

【総評】
ラブレ・ロワ ボージョレ 2004
LABOURE-ROI Beaujolais 2004

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区
アルコール度:未確認
ブドウ品種:ガメイ

つるかめらんどで、699円で購入。

すっきりしていて飲みやすく、バランスも良い軽い赤。
ただ、やはりブドウに力が無いのが、ワインとしての出来はもう一つな感じ。

ヌーボーのようなキャンディっぽさや華やかなイメージはなく、落ち着いたテーブルワインって感じかな。

2004年なので、少し熟成が進んでいて、紹興酒のような独特な香りがある。

そうそう、サンジョヴェーゼのようなイメージ。

カミさん的には、もう買わなくていい、という感想だが、そんなに悪いワインではない。(フォロー)

2008/08/30

ドメーヌ・ブッフェ・ブルゴーニュ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ)\1980
・カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%(仏:メドック)\1980
・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、
ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラー、ムールヴェードル、カリニャン、グルナッシュ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1680

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ブッフェ・ブルゴーニュ 2006
【外観】
とても明るいルビー色。
底まではっきり見える。
色合いは落ち着いた紫でやや黒っぽい。
ふちは透明感が強い。
粘性は中くらい。

【香り】
やや硫黄の印象が強いか。
ケミカルさが強いなめし革。
やや鳥小屋系の香り。
これはなんでしょうね、麝香なのかな。
フルーツは赤系。
香りはとても強く、官能的。

【味わい】
酸味が強く、少し収斂性を感じるが、後味はまろやかで優しい。
余韻も長く残る。
酸味がやや暴れるようなイメージもあるかな。

【判定】
明るいルビー色の外観は、まさにピノ・ノワール。
なめし革と赤いフルーツ香もピノ・ノワール。
味わいもややまろやかながら、ちょっと神経質なところがあり、ピノ・ノワールらしい。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

【総評】
ドメーヌ・ブッフェ・ブルゴーニュ 2006
Domaine Francois Buffet 2006

フランス:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

ヴィノスやまざきで、1980円で購入。

まろやかで飲みやすいピノ・ノアール。
ブルゴーニュらしい繊細さも残しながら、マイルドにまとまっているところがいいですね。

明るいルビー色ながら香りは強く、なめし革やドライフラワーのような華やかな印象があります。

ブルゴーニュのピノ・ノワールとしてはリーズナブルな価格帯なので、やや単調で深みが無く、変化に乏しい印象がありますね。

ブルゴーニュとしてはお買い得。
でもワイン全体としてはちょっと高い?

とはいえ、新世界ワインでは出せない味わいなので、これはやっぱりお買い得でしょうか。

メリーニ ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・シャルドネ(仏:プティ・シャブリ)\2080
・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450
・ヴィオニエ 、マルサンヌ、ルーサンヌ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\840

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
メリーニ ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ 2006
【外観】
やや淡い中庸な黄色。
少しベージュがかっている。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
シロップ漬けのフルーツのような印象。
グレープフルーツのような柑橘系のイメージもある。
ハーブや白い花の印象も少し。
グラスを回すと、酸化をイメージさせるリンゴの印象が出てきた。

【味わい】
やや炭酸を含んでいる印象。
少し残糖を感じる。
酸味がしっかりしていて、フレッシュでフルーティな印象。
ボディはややふくらみを感じて、後味は爽やか。
軽快な印象ながら、アルコール度は割りと強そう。

【判定】
外観からはどれも候補になるが、やや淡い事を考えると、ヴィオニエは違うかも。
香りの印象はフルーティながら樽の影響を感じる。
りんごっぽい印象はボルドーで感じる事が良くあるが、ブルゴーニュでもあまり出来の良くないシャルドネ

に感じる事があるかな。
味わいはとても抑制が効いていて、しっかり管理されている印象。
とても優等生なイメージ。
少し時間が経つとややスモーキーさも出てきて、シャルドネっぽい。

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ブー

なんとイタリア、ヴェルナッチャでした。

【総評】
メリーニ ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ 2006
Melini Vernaccia di San Gimignano 2006

イタリア:トスカーナ州:ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノDOCG
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ

リカーランドトップで、1450円で購入。

ネタバレしてみると、これはまさにイタリアワイン。
ちょっと残糖の印象があり、ほんのりとした甘さを感じます。

メリーニの英語サイト
http://www.gruppoitalianovini.com/melini/vini/ENG/essenza/vernaccia.htm

英語サイトに出てくるキーワードは、
・パイナップル
・火打石
・ほうきの花
・モモ
・アーモンド

アーモンド!なるほど少しナッティな印象がありますね。
火打石は、flintstone。
ミネラルというよりは硝煙のようなイメージでしょうか。

ちょっとねー、微妙に口に残る甘さが気になるんですよね。
だるいというか、重いというか。

ヴェルナッチャはコショウの香り、って聞いた事がありますが、確かに独特なスパイス香があります。

わりと癖のある味わいなので、合わせる料理によってはいけるかもしれません。

ワインとしては悪くありませんが、やや酸化したような個性的な味わいは好みが分かれるかな。

昔飲んだ薬のアンプルみたいな感じもあります。

バロン ド レスタック(赤)2006

バロン ド レスタック(赤)2006
BARON de LESTAC ROUGE 2006

バロン ド レスタック(赤)2006
フランス:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

グルメシティのワゴンセールで、半額の590円で購入。
元値は1180円。

【外観】
深い透明感のあるルビー色。
底がぎりぎり見えるくらいの透明感。
色味は落ち着いていて、黒っぽい。
粘性はわりと強く、脚が長く残る。

【香り】
華やかなスミレの香り。
なめし革。
割とフレッシュな黒い果実。

【味わい】
すっきりとした辛口。
タンニンと酸味も程よく効いている。
ミディアムボディとフルボディの中間くらいの厚み。
余韻もわりと長い。

【総評】
安定感のあるバロン ド レスタック。
まず、外観の透明感のある印象がとても好印象。
最近の濃ければいい、みたいな風潮に流されない感じがいいですね。
さらに香りはボルドーらしい華やかなもの。
味わいも、上質とまではいかないものの、とても抑制の効いた理性的なまとまりです。
リーズナブルな価格帯として、ひとつの完成形を表しているワインじゃないでしょうか。

http://www.suntory.co.jp/wine/special/bdl/introduction.html
※サントリーのサイトより引用
カシスを思わせる赤い果実の風味と、贅沢な樽香とのバランスがとても良い赤ワインです。やさしいタンニンと太陽をたっぷり浴びて完熟した葡萄ならではの、まろやかな口当たりが、お料理を引き立てます。

2008/08/29

デリカート・シャルドネ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450
・ヴィオニエ 、マルサンヌ、ルーサンヌ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1680
・シャルドネ(アメリカ:カリフォルニア州:ローダイ)\1080

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

デリカート・シャルドネ 2005
【外観】
中庸からやや濃い黄色。
ほんのりグリーンっぽさも感じるが、基本的にはニュートラルな黄色。
粘性は中くらいで、複雑な形の脚が現れる。

【香り】
蜜のような印象。
熟したフルーツ香。
少し痛みかけたくらいの熟し方をしたフルーツの印象。
ちょっと硫黄が強く残っているような感じ。

【味わい】
ほんのりと甘さを感じる、まろやかな味わい。
ボディは厚く、ボリューム感を感じる。
酸味も強く、ボディの厚みに負けていない。
アルコール度も強そう。
余韻も長く残る。

【判定】
割と濃い外観からは、シャルドネかヴィオニエが想像される。
香りは癖のあるちょっと過熟したようなフルーツ香。
この特徴的なフルーツ香はヴィオニエっぽい。
味わいはボリューム感があってまろやか。
でも酸味のアタックが強烈。
味わいはヴィオニエっぽくないような気がするが、とにかく香りが特徴的なので、ここは迷わないで選ぶか。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ
で、ブー

なんとシャルドネでした。

【総評】
デリカート・シャルドネ 2005
DELICATO CHARDONNAY 2005

アメリカ:カリフォルニア州:ローダイ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティで、ワゴンセール半額、540円で購入。
(元値は1080円)

癖のある香りのシャルドネ。
それ以外はこってり系のシャルドネの典型のようなまとまり。
少し時間が経つと酸味がだれてきて、締りのない味わいになってきました。
ワインの力自体はとても強いのですが、ちょっとだらしない感じ。

だんだんとシャルドネっぽいスモーキーな香りや、飲んだときのエグミ、塩味のようなものが出てきました。

ちょっと大味でパワフルな印象は、我が家的にはいまいちですね。

2008/08/28

ふくよかな香りとまろやかなコクのメルロー

ふくよかな香りとまろやかなコクのメルロー
(キュヴェ・セレクト500シリーズ)

ふくよかな香りとまろやかなコクのメルロー
日本:輸入ワイン、輸入ブドウ果汁使用。国内で醸造、ブレンド。
アルコール度:11%
ブドウ品種:メルロー

ローソンで500円で購入。

【外観】
透明感のあるルビー色。
色調は単調。
粘度は中程度。

【香り】
少しキャンディっぽいフルーツ香。
グラスを回すと動物香。
生っぽいなめし革?
香りは単調でやや弱い。

【味わい】
ライトボディでセック。
酸味はしっかりとある。
残糖はほぼない。
タンニンは弱く、まろやか。
余韻は短く、ややそっけない。

【総評】
ライトボディで飲みやすい口当たり。
嫌味な部分は無く、すっきりとまとまっています。
少し冷やすとすいすいと飲めますが、アルコール度も低いので平日に飲むにはバッチリかも。

甘さがほとんどなく、ジュースっぽさが無いところはいいですね。
食事にもわりと合わせやすいかな。
コンビニのカレーやミートドリア、ハンバーグくらいまでうまく合いそうですね。

カジュアルなつまみも大丈夫です。

価格設定と容量の設定がなかなか絶妙で、手が伸びやすいワインではないでしょうか。

2008/08/26

ビアッヘ ア エスパーニャ(白)(ブラインドテイスティング:当てる)

・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450
・ヴィオニエ 、マルサンヌ、ルーサンヌ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1680
・シャルドネ(アメリカ:カリフォルニア州:ローダイ)\1080
・マカベオ、チャレロ、パレリャーダ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ)\525

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ビアッヘ ア エスパーニャ(白)
【外観】
淡い黄色で、無色に近い。
ほんのりグリーンがかっていて、小さな気泡が多く見られる。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
発酵香。
ミネラル。
うっすらモモのようなフルーツ香。
柑橘系の印象もある。
ほんのりスモーキー。
グラスを回すと発酵由来の香りが強くなる。
チーズっぽい感じというか。

【味わい】
とてもライトで、水っぽい。
酸味も弱く、全体に力が無い。
後味も水っぽい。

【判定】
淡い外観からはイタリアかスペインが想像される。
香りの印象はテーブルワインの印象。
複雑性や華やかさは無い。
味わいはまさにテーブルワイン。
水っぽく、力がない。

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ピンポン

これは価格帯当てですが、差がありすぎたかも。

【総評】
ビアッヘ ア エスパーニャ(白)
VIAJE a ESPANA BLANCO

スペイン:ヴィノ・デ・メサ
アルコール度:10.5%
ブドウ品種:マカベオ、チャレロ、パレリャーダ

テスコエクスプレスで、2本よりどり1050円、1本あたり525円で購入。

判定まではけちょんけちょんでしたが、軽いながらもバランスよくまとまっていて、そんなに悪くないです。

カミさんと二人で飲んで、あっという間に無くなってしまいました。
軽いせいもありますが、飲みやすいワインです。

料理は、ジャーマンポテトには良く合いましたね。

まさにテーブルワインって感じのまとまりなので、ワイングラスじゃなくて普通のタンブラーに入れて飲んだ方が雰囲気が出る感じかな。

酸味は、最初弱いと思いましたが、絶妙なバランスで効いてますね。

2008/08/24

デリカート メルロー 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、
ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラー、ムールヴェードル、カリニャン、グルナッシュ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1680円
・メルロー(アメリカ:カリフォルニア州:ローダイ)\1100円

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

デリカート メルロー 2005
【外観】
濃い外観。
透明感はほとんどなく、底は見えない。
フチに赤味を強く感じるが、黒が強く色味をあまり感じない。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
濃縮感のある果実香。
カシス。
グラスをまわすと生っぽい動物香。
フルーティさがやや勝っていて、スパイスの印象は少ない。

【味わい】
ほんのりと甘いフルーティでまろやかな味わい。
酸味もほどよく効いていてバランスが良い。
アルコール度も強く、ボディが厚い。
余韻も長く残る。

【判定】
濃い外観からはどれも候補になる。
香りはフルーティさが強く、メルローが優勢。
ところが味わいは甘い印象があり、シラーっぽさがある。
となるとミティーク?
確かにミティークってこんな甘さがあったような気がする。
ボディの厚みもあるし、そうかな?
でも香りの印象が違うよなー、これはきっとメルローだろうと考え直す。
飲み口のやや単調な感じが新世界ワインっぽいので、メルローが入った南アフリカか?

ファイナルアンサーで、南アフリカ
で、ブー

アメリカのメルローでした。

【総評】
デリカート メルロー 2005
DELICATO MERLOT 2005

アメリカ:カリフォルニア州:ローダイ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー

グルメシティのワゴンセールで、1100円の定価の半額、550円で購入。

南アフリカの方はとんでもなく品種が混ざっているので、単一品種か、複数の品種が入っているか、もう少し検討すれば良かった。

でもメルローのフルーティさは何となくつかんでいる感じ。
一時期、メルローをシラーと間違える事が多かったが、今回はその点では成功ですね。

まろやかでフルーティで飲みやすくておいしいワインですが、ちょっと単調でジュースっぽい感じでしょうか。

人工的というか、工業的というか。
飲みすすんでも印象があまり変わらないんですよね。

ちょっと甘い印象が強いので、料理にも合わせにくいかな。
悪いワインではありませんが、我が家的にはいまいちな感じでしょうか。

ブルゴーニュ ルージュ ドメーヌ・ミシェル・グロ 2001(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、
ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラー、ムールヴェードル、カリニャン、グルナッシュ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\840
・メルロー(アメリカ:カリフォルニア州:ローダイ)\550

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブルゴーニュ ルージュ ドメーヌ・ミシェル・グロ 2001
【外観】
明るいルビー色。
底までハッキリ見える透明感。
フチは色素が弱い。
色味は落ち着いていて、ややオレンジっぽさがある。
粘度は割と強く、脚が長く残る。

【香り】
なめし革。
枯れたバラ。
フルーツは赤系と黒系の間くらい。

【味わい】
セックで酸味がかなり強い。
渋みは柔らかだが、収斂性を感じる。
余韻は6~8秒くらい穏やかに続く。

【判定】
明るい外観からはほぼ、ピノ・ノアール。
香りもピノ・ノアールらしい、なめし革と枯れた花の印象。
飲み口もややとっつきにくさがまさにブルゴーニュ。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

これもサービス問題だな。

【総評】
ブルゴーニュ ルージュ ドメーヌ・ミシェル・グロ 2001
Bourgogne Rouge Domaine Michel Gros 2001

フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

町田の蔵家さんで、2680円で購入。

なかなか評価の難しいワインですね。
ちょっと古風な印象の、明るい色合いのピノ・ノワールです。
気難しい感じのワインですが、おいしいワインです。

チャーミングなまとまりながら、ちょっとキツさがあって、とっつきにくさもあります。

新世界ワインで慣れてくると、ちょっと戸惑う感じでしょうか。
ブルゴーニュらしい、といえばブルゴーニュらしいワインです。

もう少しキチンとテイスティングコメント出来ればいいのですが、酔ってくるとダメですね。

おいしいワインであることは間違いないかな。

ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・シャルドネ(仏:プティ・シャブリ)\2080
・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450
・アザール、ペデルナン、トラジャドゥラ、アヴェッソ(ポルトガル:ヴィーニョ・ヴェルデ地区)\1050

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ
【外観】
ほぼ無色の淡い黄色。
ほんのりグレーで、ほんのりグリーン。
多くの気泡が見られる。
微発泡ワイン。
粘性は弱い。

【香り】
柑橘系のフルーツ。
ややミネラル。
ミントのような爽やかさ。

【味わい】
発泡していて口の中で軽く泡が広がる。
残糖は少なくセック。
酸味が強くフレッシュ。
フルーティで軽い飲み心地。

【判定】
淡くて微発泡。
香りは弱いがさわやか。
飲み口もフレッシュで泡がさわやか。

というか、微発泡している段階で選択肢は無いな。

ファイナルアンサーで、ポルトガル
で、ピンポン

これはサービス問題です。

【総評】
ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ
GATAO VINHO VERDE

ポルトガル:ヴィーニョ・ヴェルデ地区
アルコール度:9%
ブドウ品種:アザール、ペデルナン、トラジャドゥラ、アヴェッソ

伊勢丹で、1050円で購入。

想像通りの爽やかなワイン。
ランチで飲むと良さそうな、軽くてフレッシュなワインです。

ただ、やや軽くてシンプルすぎる感じ。
ロゼの方が美味しかったかな。

バランスがいまいちなのか、酸が突出しているような印象をうけますね。
薄っぺらい感じというか、価格的にも安いイメージ。

フレッシュで気軽に飲めるタイプなので、シーンによっては活躍しそうです。
お昼から軽く飲むときにはいいかな。

ピクニックに持っていくとか、カジュアルなランチに合わせるとか。

少なくともディナーって感じじゃないかな。

ボトルの後ろ側から見た、ねこショットもどうぞ。
ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/dwi/441256/441284/1909466/#1460992

※サイトより引用
「ヴィーニョ・ヴェルデ」 とは、“緑のワイン”を意味するポルトガル語。
フレッシュで爽やかな味わいと、果実味が豊かで料理の味をじゃましないサッパリした味わいに仕上がっています。
9%のアルコールと微発泡が、食欲をそそり、食卓を盛り上げてくれます。
ちなみに「ガタオ」とはポルトガル語で猫を意味します。

2008/08/23

ヴィラ・デ・パン ピノ・ノワール 2007

ヴィラ・デ・パン ピノ・ノワール 2007
VILLA DES PINS Pinot Noir 2007

ヴィラ・デ・パン ピノ・ノワール 2007
フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

町田の蔵家さんで、1080円で購入。

【外観】
深いルビー色。
底がうっすら見えるくらいの濃さで、ピノ・ノワールの明るさとは思えない。
赤味が強く、黒っぽい。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
すみれ。
なめし革。
ヴァニラの印象も強い。
香りは華やかで、ややスパイシーさも感じる。

【味わい】
ドライで、渋みがしっかりしていて、やや収斂性を感じる。
酸味は柔らかく、そのせいかまろやかな印象がある。
渋みを強く感じながら、あとあじはまろやか、というやや不思議な飲み口。
余韻は短く、あまり後をひかない。

【総評】
ラビオリのようなオリジナル揚げ餃子に合わせてみると、「フンッ」って感じで相手にされない。
ケチャップ味なので、相手にならないわ、って感じ。

レトルトのアラビアータソースのパスタに合わせてみても、ちょっとずれる感じ。

ビーフジャーキーに合わせても、ちょっと合わない。

料理と合わせると途端に塩味が出てくるんですね。

酸が強い方が料理に合わせやすいって教わりましたが、このワインは明らかにタンニンの方が強くて、飲んだ後に口が渇く感じです。
それもあって料理に合わせにくいのでしょうか。

というか、ちゃんとした料理に合わせろ!ってワインに怒られそうですけど。

いろいろ文句はあるものの、コストパフォーマンスの高いワインです。

2008/08/21

ファンテイル ホワイト 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450
・アザール、ペデルナン、トラジャドゥラ、アヴェッソ(ポルトガル:ヴィーニョ・ヴェルデ地区)\1050
・マカベオ、チャレロ、パレリャーダ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ)\525 D

の4本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ファンテイル ホワイト 2006
【外観】
やや淡い黄色。
注いだときに大きな気泡が多く現れる。
ややグリーンがかっていて、輝きが強い。
粘性は中庸で脚が多く現れるが、すぐに消える。

【香り】
チーズのような発酵香。
ミネラル。
プチ・シャブリのような印象。
柑橘系のフルーツ。
グラスを回すと、ミネラルの鉱物質な印象が強くなる。

【味わい】
すっきりとした酸味の、シャープな飲み口。
しっかりとしたボディ。
余韻は程よく続く。
アルコール度は12%くらい?

【判定】
淡い緑っぽい黄色ながら輝きが強く、安いワインでは無さそう。
香りは、鉱物質な印象が強い。
シャブリがあったらまず疑うような印象。
飲み口はすっきりシャープ。
このあたりもシャブリっぽい。
この段階では、スペインとポルトガルはワインのキャラクターが違うので外れる。
イタリアと南アフリカだが、品種が全然違うのだが、ヴァラエタルアロマらしきものを全然感じない。
シュナン・ブランやソーヴィニヨン・ブランの印象はほぼ無い。
ヴェルナッチャの特徴は覚えていないが、飲み口のシャープな酸味はイタリアかも。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ブー

南アフリカの、シュナン・ブランとソーヴィニヨン・ブランでした。

【総評】
ファンテイル ホワイト 2006
Fantail White 2006

南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク
アルコール度:13%
ブドウ品種:シュナン・ブラン43%、ソーヴィニヨン・ブラン41%、シャルドネ16%

伊勢丹で、1680円で購入。

バランスがよく、飲みやすいワイン。
新世界と、伝統的な産地の良さがミックスされてるみたい。
素直においしい感じがしますね。

時間が経つとソーヴィニヨン・ブランの印象が強くなってきましたが、シュナン・ブランがいまいち分かりません。

http://www.kinoshita-intl.co.jp/morgenhof/white.html
※木下インターナショナルさんのサイトより引用
シュナン・ブランの厚み、蜂蜜の香味とソーヴィニヨン・ブランの切れの良い酸味が上手くブレンドされ、ファンテイル ホワイトの味わいを産み出している。柑橘系やパッションフルーツ、僅かに青草を思わす香りが楽しめます。
アルコール 13.1%
残糖度 1.9g/リットル以下
総酸度 6.4g/リットル
PH 3.49
▼料理との相性
サラダ、アスパラガスを使った料理、焼き魚、鶏肉料理全般
▼ワインメーカー
ジャック・シリアーズ
▼テイスティング
ライムなどの柑橘系の充実した果実香や青草を思わせる香りが感じられ、心地よい酸味でバランスの取れた味わい。
▼インポーターのひとことコメント
辛口で爽やかな口当たりだが、柔らかいコクがあり、飲みごたえのある味わいに仕上がっている。

確かに!
ちょっと厚みを感じるのですが、それがシュナン・ブランの仕事でしょうか。
不思議なセパージュの組み合わせですが、よくまとまってます。

ただ、なんだか、もうひとつ、って感じなんですよね。

きれいにまとめすぎなのでしょうか。
ほんの少し不協和音があるのでしょうか。
後味がややそっけないのかな。
ちょっとカルピスのようなエグミが残るのも気になるポイントかも。

後味がキレイに抜けないんですよね、これ。
どん、と止まるようなイメージ。

2008/08/20

インフィニタス カベルネ・ソーヴィニヨン 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、
ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・カベルネ・ソーヴィニヨン(スペイン)\1140
・メルロー(アメリカ:カリフォルニア州:ローダイ)\1100

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

インフィニタス カベルネ・ソーヴィニヨン 2006
【外観】
濃い色調。
赤味の強い紫で、フチは特に赤味が強い。
深い透明感はあるが、底は見えない。
粘性はやや強めで、脚があとから数多く降りてくる。
雫に少し色素が残る印象。

【香り】
焦げ臭。
たばこの葉。
生っぽい動物香。
ややスパイス。
茎っぽいグリーン香も少し。
濃縮した果実香。
プルーンのジャムのような印象。
グラスを回すと官能的な動物香が強くなる。
そのあとに枝をむしったような生っぽいグリーン香。
香りは複雑で強い。

【味わい】
ドライながらアルコール度が強く厚みを感じるアタック。
渋みもしっかりとあり、酸も割と強い。
全体に厚く、フルボディ。
ただ、深みがなく、たくましい青年のような若々しさ。
余韻は5~7秒くらいは続くが、やや塩味のような味わいが残る。

【判定】
濃い外観からはピノ・ノアールが外れる。
香りのイメージはシラー。
でもそんなものは無い。
シラーとよく間違えるのはメルローだが、このワインはとても力強く、濃いイメージなので、メルローって感じでもない。
飲み口はドライで、厚みがある。
フルーティな印象がほとんど無いので、メルローでは無いかな。
全体的な印象はオーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンがドライになった感じ。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

スペインのワインですが、新世界っぽさを感じます。

【総評】
インフィニタス カベルネ・ソーヴィニヨン 2006
Infinitus Cabernet Sauvignon 2006

スペイン:ラ・マンチャ地区
アルコール度:14%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、1140円で購入。

厚みがあり、こってりとしたフルボディのワイン。
ドライで甘さやフルーティさが無いので、しっかりとした肉料理に合わせないとやや辛い感じです。
家庭料理の中では、焼肉くらいが合いそうですね。

今日のおかずは豚肉の炒め物。
合わせてみたら、豚肉の甘さが気になります。
牛とかラムじゃないと合わないかも。

ちくわの天ぷらなんて、論外。

かぼちゃの天ぷらに至っては、なめとんのか!って感じ。

肉系のつまみがまるで無かったので、ベルキューブ・ビストロのハム味のチーズに合わせてみました。

ちょっと落ち着いた感じにはなるものの、まだまだ暴れたがっているエネルギーは抑えられません。

相当やんちゃなイメージのワインですね、これは。

ひょっとするとかなりのパフォーマンスを持っているワインなのかもしれませんが、家庭で飲むには手なずけるのがちょっと大変かな。

改めて、カベルネ・ソーヴィニヨンの力強さを感じました。

■カミさんの感想
力強いんだけどザラザラする。
880円くらい?

2008/08/19

アート・ド・フランス 白(ブラインドテイスティング:当てる)

・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450
・ユニブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル)\525
・マカベオ、チャレロ、パレリャーダ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ)\525

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アート・ド・フランス(白)
【外観】
明るい黄色。
ほんのりグリーン。
輝きがあり若々しい。
粘性は弱く、さらっとしている。

【香り】
淡いフルーツ香。
モモや、洋ナシくらいか。
香りが弱く、判定が難しい。
グラスを回すとチーズのような印象。
少し時間が経ってから、ややペトロール香のような煙っぽさ。
ミネラルの印象もあるか。
とにかく、全体に香りが弱い。

【味わい】
軽く、ドライで、水っぽい印象。
酸味は弱く、しまりがない。
余韻も感じない。

【判定】
外観では判断が出来ない。
香りは弱く、これも品種を特定できるようなレベルではない。
ただし、スペインによくあるシェリーのような酵母をイメージさせる印象は無い。
味わいは明らかにテーブルワイン。
スペインかフランス。
ドライでそっけない水っぽさはどちらかというとフランスっぽい。

ファイナルアンサーで、フランス
で、ピンポン

テスコの2本よりどり1050円は外れが多いな~。

【総評】
アート・ド・フランス(白)
Art de France Blanc

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11%
ブドウ品種:ユニブラン、グルナッシュ・ブラン

テスコエクスプレスで、2本よりどり1050円、1本あたり525円で購入。

水っぽいテーブルワイン。
ただし、極端にバランスが悪いわけではなく、軽いなりにまとまっている。

ちなみに今日の晩御飯はアジの南蛮漬け。
そうとうワインには厳しい料理だけど、無理やり合わせてみました。

漬け込んだアジだと、まるで水のようになります。
酸味が負けているからですね。
でも邪魔はしません。

漬け込んだオニオンスライスだと、ちょっと反応します。
何となく面白い相乗効果を感じます。
でもやっぱり水っぽさが強いかな。

レトルトのソースのバジルスパゲティを作ってみましたが、これに合わせると急に酸が活き活きとしてきます。
良く合う、まではいかないけど悪く無い相性です。

というか、アジの南蛮漬けに合わされるワインがかわいそうですね。

と、同情しながらも、うち的にはリピートしないワインですね。

2008/08/17

マジョラール コスチエール・ド・ニーム 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、
ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・カベルネ・ソーヴィニヨン(スペイン)\1140
・グルナッシュ、シラー(仏:コスティエール・ド・ニーム)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

マジョラール コスチエール・ド・ニーム 2006
【外観】
やや濃い外観。
深い透明感がある。
そこがぎりぎり見えないくらい。
深いルビー色。
色味はちょっと落ち着いていて、黒っぽい赤味のある紫。
粘性は中庸。

【香り】
濃縮感のあるフルーツ香。
なめし革。
ややケミカルな印象が強い。
少しキャンディっぽい印象もある。

【味わい】
セックで、ミディアムボディ。
渋みは柔らかいがしっかりあり、酸味は優しい感じ。
余韻は短い。

【判定】
そこそこ透明感のある外観だが、ピノ・ノアールほど明るくない。
ピノ・ノアール以外はみな候補か。
香りは濃縮感のあるフルーツ香になめし革。
でもピノ・ノアールのようなイメージではない。
カベルネ・ソーヴィニヨンの印象もなく、ここでは南アフリカか南仏のグルナッシュ、シラー。
でもシラーって感じも無いんですよね。
味わいはドライで、フルーティさは少なくキツめの感じ。
南アフリカの超多品種構成かどうかがポイントになるが、消去法でいくとこれかな。

ファイナルアンサーで、南アフリカ
で、ブー

南仏のグルナッシュ、シラーでした。

【総評】
マジョラール コスチエール・ド・ニーム 2006
Majorale Costieres de Nimes 2006

フランス:ラングドック・ルーション地方:コスチエール・ド・ニームAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ60%、シラー40%

町田の蔵家さんで1080円で購入。

あまり南仏っぽくないんですよね。
フルーティさやおおらかさが無いというか。
シビアでキツメでドライな印象。
ゆとりが無いというか。
それでいて、やや単調なところが気になります。

少し時間が経って、ややワインに軽やかさが出てくると、クリーンな印象になってちょっと飲みやすくなりました。

カミさんの感想は、おいしいんじゃない、とのこと。
でも価格を聞いたら、980円くらい、って言ってました。

価格なりの品質ってことかな。
辛口好きな酒飲みには受け入れられそうですが、フルーティなワインが好きな人はダメでしょうね。

2008/08/16

ボルゲス ガタオ ロゼ

ボルゲス ガタオ ロゼ
BORGES GATAO ROSE

ボルゲス ガタオ ロゼ
ポルトガル:トラズ・オス・モンテス地方:
アルコール度:10.5%
ブドウ品種:樹齢30年~40年のトウリガ・フランカ種、モウリスコ種

伊勢丹で、1050円で購入。

【外観】
微発泡していて、グラスに注ぐと、白い泡が表面を覆う。
色味はロゼとしては濃い方で、紫っぽく、色味は強い。

【香り】
フローラルな印象。
赤いベリー系のフルーツ香。
少しミネラル系の印象。
キャンディっぽさも少し。
時間が経つと、白ワインのようなグリーン香を感じる。

【味わい】
微発泡の炭酸を含んだ口当たり。
ドライですっきり、酸味も程よくある。
ほんのりとした甘さも感じるので、柔らかい飲み口。
バランスが良く、とても飲みやすい。

【総評】
木下インターナショナルのサイトより引用
http://www.kinoshita-intl.co.jp/borges/rose.html
ポルトガル北部の古くからワイン生産が盛んなトラズ・オス・モンテス地方産のロゼワイン。ポルトガルを代表する葡萄品種トウリガ・フランセサ種の古木から収穫された贅沢な葡萄を使った、色鮮やかで香り高い最高品質のロゼワインです。
▼地域
トラズ・オス・モンテス地方
▼葡萄品種
樹齢30年~40年のトウリガ・フランカ種、モウリスコ種
▼生産限定
1ヘクタール当たり3,000L以下。
▼醸造
収穫後、14℃~16℃に温度コントロールされたステンレスタンク8日~10日間発酵を行い、その後少なくとも2ヶ月間、18℃に温度設定されたステンレスタンクで熟成させた後、ボトリングされる。


1000円のロゼとしては抜群にコストパフォーマンスがいいワインです。

ロゼはあまり飲まないのでコメントが適切では無いかもしれませんが、ドライながらも優しい甘さを感じて

飲みやすいワインです。
香りやボディは強くありませんが、バランスがよくまとまってます。
万人受けしそうな完成度を感じますね。

ラベルもとても素敵で、商品としてとても良くまとまっていると思います。

お土産で持っていくにもいいですよね。
ラベルも可愛いし、裏から見ても同じ猫が見えるんですよね。
ボルゲス ガタオ ロゼ
ちょっとした記念日には良さそうです。
いろいろな意味でとても完成度の高いワインだと思いますね。

【ボトルの再利用】

ボトルがかわいいので、裏のラベルをはがして、シールキャップも取って、水差しにしてみました。

ラベルはプラスチックなので簡単に剥げるような事もなく、意外と実用的かも

裏からも猫のイラストが見えて、しかも見る角度によって面白くかたちが変化します。
これはなかなかいいかもねー。

ボルゲス ガタオ ロゼ ボトルの水差し

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/winekan/1819-zz/
※サイトより引用
ポルトガルを代表する葡萄品種トウリガ・フランセサ種の古木から
収穫された贅沢な葡萄を使った、色鮮やかで香り高い
最高品質のロゼワインです!
スパイシーで、様々な味わいが感じられる、軽やかでスッキリした辛口です!
ネコのラベルで、とっても親しみやすく、飲みやすく、爽やかなワインです!

シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 2006年(ブラインドテイスティング:当てる)

・甲州(勝沼)\2380
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・シャルドネ(仏:プティ・シャブリ)\2080
・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 2006年
【外観】
明るく淡い外観。
ほぼ無色。
グレーがかっている。
ちいさな気泡があり、粘性は弱い。

【香り】
アルコールの印象。
柑橘系のフルーツ香。
チーズのような発酵香。
グラスを回すとフルーツ香がたってくる。
きれいで透明感のあるイメージに変わる。

【味わい】
しっかりとした酸味でシャープな味わい。
ボディは軽く、ライト。
残糖はほとんど感じない。
1g/L程度の印象。
酸量は多く、6g/Lくらいかな??

【判定】
無色透明な外観は甲州だろうって感じ。
香りも、厚みや華やかさがあるタイプではなく、柑橘系のフルーツが上品に香りイメージ。
味わいも酸味がしっかりしていて、繊細でボディの薄い印象。
これは甲州以外には無い、って感じです。

ファイナルアンサーで、甲州
で、ピンポン

メルシャンの甲州はとても安定感がありますね。

【総評】
シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 2006年
Chateau Mercian KOSHU KIIROKA 2006

日本:山梨県
アルコール度:12.4%
ブドウ品種:甲州

リカーランドトップで、2380円で購入。

※メルシャンのサイトより引用
http://www.chateaumercian.com/cm/wine/district/koshukiiroka/vintage_03.html
【産地】 山梨県
【使用品種】 甲州
【栽培方法】 棚式
【収穫】 9月下旬~10月上旬
【発酵】 ステンレスタンク 20℃ 約14日間
【育成】 ステンレスタンク 4ヶ月
【アルコール度数】 12.4%
【総酸度】 6.9g/L
【残糖度】 2.0g/L以下
【生産量】 約25,000本
【容量】 750ml

【ヴィンテージ】
甲府の桜の開花は3月24日、平年より5日、昨年より7日早い状況だった。また、近隣の甲州ブドウの萌芽は、平年に比べ4日遅く、昨年比では約1週間遅い傾向を示した。その後、梅雨明けまで曇天の日が多く、日照不足だった。開花始めは平年より約1週間遅れたが、開花期に雨が少なかったため、結実がスムーズに行なわれ、例年にない豊作と呼ばれる結果過多の年となった。梅雨明け後は真夏日が続いたが、生育の遅れは取り戻せず、収穫を1週間程度遅らせた。

【テイスティングコメント】
極淡い透明感のあるイエロー。香りはまだまだ若く、麹を思わせる香りがする。基本的には立ち昇る清涼感のある香りで、グレープフルーツや、ライムやスダチのような果実香が主体。また不思議とスモーキーな香りも見つかる。味わいは、なめらかなアタックに始まり、酸が生き生きとし、最後に少々収斂性(渋味)を感じる。キリッとしたスタイルで食欲をそそる酸もある。筍、ウド、山菜、マコモ筍など食感のあるものや、白身魚の天ぷら、穴子の白焼き、メカジキのソテーなどが食べたくなる味わい。時間とともに香りが開き始めるが、それでもイースティな香りが強く、果実の香りがより華やかになるまでしばらく待っていたい、という印象。(2007年3月)


甲州ワイン独特なアルコールの印象や、日本酒っぽい印象、繊細な印象があります。
甲州のワインもオリジナリティを確立してきましたよね。

とても美味しいワインです。
2000円超のワインですが、オリジナリティがしっかりしているという点では、十分競争力があると思います。

上等な天ぷらなんかに良く合いそうですね。

日本人なら飲んでおかないと、と思わせる完成度ですね。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/toho-wm/599468/599475/#605462
※サイトより引用
このワインは『ソーヴィニヨン・ブランです。』
と、言われたら、私完全に信じてしまいます。
こんな爽やかな香り、今までの国産ワインにはあり得なかった!!
実は、ボルドー大学と同社は長年の研究の結果、
素晴らしい香りの素となる成分を発見したのでした!
(専門用語が多いと、長いしつらくなるので割愛♪)
フレッシュなグレープフルーツ、青りんご、ライム、吟醸酒的な白い花が主体となった素敵な香り。
アタックは、まろやか。旨味とキレのある酸味が食欲をソソリます♪
本当に貴重で、興味深く驚きの素晴らしいワインですよ~っ!!


http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20080610gr02.htm
このワインの開発に尽力した、ボルドー大学の富永敬俊博士が、6月8日、ボルドー市内で心筋梗塞のため亡くなったそうですね。
ご冥福をお祈りします。
「アロマパレットで遊ぶ」は私の愛蔵書です。

2008/08/15

プリミティーヴォ サレント(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・カベルネ・ソーヴィニヨン(スペイン)\1140
・グルナッシュ、シラー(仏:コスティエール・ド・ニーム)\1080
・プリミティーヴォ(伊:プーリア州)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

プリミティーヴォ サレント
【外観】
透明感のある外観で、やや落ち着いた色合い。
やや濁りがあり、ルビーって感じではない。
少しオレンジがかっている。
粘性は中庸で、脚が現れてもわりとすぐ消える。

【香り】
なめし革のような動物香。
フルーツは赤系と黒系の中間くらいのイメージ?
少しジャムのような印象がある。
グラスを回すとなめし革のイメージが強くなる。

【味わい】
柔らかい口当たりながら、やや酸味の主張が強い。
ライトボディで、余韻も短い。
少し収斂性を感じる。

【判定】
透明感のある外観からは、ピノ・ノアールが怪しいが、ややくすんだ外観が気になる。
香りの印象もピノ・ノアールっぽいが、ちょっと厚みが無く安っぽいところが気になる。
味わいに関しては、軽くて少し雑な印象。
品種の特徴が出ていないか確認するも、カベルネ・ソーヴィニヨンはまず違うし、グルナッシュ、シラーという印象も無い。
そうなると、ピノ・ノアールかプリミテーィヴォだが、価格が全然違う。
明らかに低価格なまとまり。

ファイナルアンサーで、プリミティーヴォ
で、ピンポン

そうそう、サンジョヴェーゼっぽいんですね、これ。

【総評】
プリミティーヴォ サレント
PRIMITIVO SALENTO

イタリア:プーリア州:サレントIGT
アルコール度:13%
ブドウ品種:プリミティーヴォ

リカーランドトップで、698円で購入。

軽いボディで、独特な酸味を持っているワイン。
安いサンジョヴェーゼのようなイメージでしょうか。

コストパフォーマンスは高いが、いまいち印象に残りません。

家庭の料理にも合わせにくそうな感じでしょうか。

2008/08/14

シャポー・ブルー 赤 (ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・グルナッシュ、シラー(仏:コスティエール・ド・ニーム)\1080
・プリミティーヴォ(伊:プーリア州)\698
・カリニャン、サンソー、グルナッシュ・ノワール(仏:ヴァン・ド・ターブル)\525

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャポー・ブルー(赤)
【外観】
明るいルビー色で、やや落ち着いた色調。
やや黒っぽい紫色で、底までハッキリ見える透明感。
粘性は中程度で脚が現れるが、長く残らない。

【香り】
なめし革。
ドライフラワー。
ややケミカル。
フルーツは赤系で、チェリーくらいか。

【味わい】
ライトボディで、まろやかで、すっきりとしたのみ口。
タンニンはキレイに溶けていて、渋みは穏やか。
酸味は割りと強く、このワインの特徴になっている。
余韻は短く、ほとんど残らない。

【判定】
明るい外観なので、ピノ・ノアールが候補になるが、グルナッシュ、シラー以外は可能性あり。
香りの印象はピノ・ノアール。
なめし革とドライフラワー。
味わいはドライで、渋みは優しいが収斂性を感じるのでここでもピノ・ノアールが怪しい。
ところが今回、ピノ・ノアールは2000円台後半。
とても軽いこの飲み口はとてもそんな印象ではない。
そうなると、低価格な二つが候補になるが、カリニャンの方はもっと色も濃くなると思われるので、ここは

飲んだ事がほとんどない、プリミティーヴォにしておくか。

ファイナルアンサーで、プリミティーヴォ
で、ブー

カリニャンの方でした。
確かにイタリアって印象じゃなかったですね。

【総評】
シャポー・ブルー(赤)
Chapeau Bleu Rouge

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11%
ブドウ品種:カリニャン、サンソー、グルナッシュ・ノワール

テスコエクスプレスで、2本よりどり1050円、1本あたり525円で購入。

軽いなりにバランスよくまとまっていて、コストパフォーマンスの高いワインですね。
やや二酸化硫黄の量が多い印象で、香りにややケミカルさを感じます。

実は前回もカリニャンとピノ・ノアールを間違えていました。
案外近い印象なのかもしれませんね。

今日の晩御飯も和食中心。
それぞれ合わせてみました。

ナスの醤油炒めは意外と合って、びっくり。
しょうゆ味でも油が入ると大丈夫みたいです。

お豆腐の精進揚げのようなもは、ケンカせず割と合いますね。
油をつかった料理なら何となく合わせられそうです。

禁断の明太子合わせは、案の定双方撃沈。
赤ワインと納豆の組み合わせに匹敵する、相性の悪さです。

それにしても。。
今急に気になったのですが、明太子スパゲティとワインって相性が悪いのかな??
ちょっと試してみたいですね。

今後は買ってきたソーセージ。

香草が混ざっているタイプはなかなかグッドで、おいしいです。

普通のタイプのソーセージだと、ややワインが負ける感じですが、悪く無いですね。

チョリソータイプだと、ワインが水代わりになってしまいます。
すいすい飲んでしまって、もったいない。

市販のソーセージにフィットする味わいは、家庭で飲むワインとしてはちょうどいい感じではないでしょうか。

それにしても、香草の入っているソーセージが何ともいい感じ。
ちょっといい食事をしているような錯覚になります。

料理の許容範囲も広く、そのままでも飲んでも大丈夫なタイプなので、デイリーワインとしては重宝しそうですね。

暑い時期は冷蔵庫で冷やして飲んでも美味しく飲めるタイプなので、夏の平日に赤ワインが飲みたいときにはちょうどいいかも。

この価格ならまたリピートしたいワインです。

カヴィロ タヴェルネッロ トレッビアーノ NV(ブラインドテイスティング:当てる)

・ユニブラン、グルナッシュ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル)\525
・マカベオ、チャレロ、パレリャーダ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ)\525
・トレッビアーノ(伊:エミリア・ロマーニャ州:ルビコン地区IGT)\525

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カヴィロ タヴェルネッロ トレッビアーノ NV
【外観】
ほぼ無色の明るい外観。
ほんのりグレー。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
イースト香。
プチ・シャブリっぽい発酵香。
ミネラル香。
ちょっと煙っぽい青臭さ。

【味わい】
ドライだが、酸味が乏しく水っぽい。
余韻もほとんど感じない。
後味はすっきりとしているので、水っぽくてもクリーンな印象をうける。
温度がやや高かったせいもあるかもしれないが、ダレた感じの飲み口。

【判定】
外観は無色透明な印象で、ややイタリアがあやしいか。
香りは、ミネラルや発酵由来の印象が強く、フルーティさをほとんど感じない。
今回は産地当てなので、イメージとしてはフランスっぽさを感じる。
飲み口はとてもあっさりとしていて、ドライ。
この軽やかさはとてもイタリアっぽい。
スペインはもう少し独特な癖があると思われるので、イタリアかフランスの二択に絞る。
何度か飲んでみるが、ボディがとても薄くて軽やかで、少し苦味が残るのかな。
何ともイタリアっぽい飲み口。

香りにもう少しモモのような甘いフルーツ香があると、個人的には典型的なイタリアの白になる。
でもこの飲み口のサバサバ感はやはりイタリアでしょうか。

ファイナルアンサーで、トレッビアーノ
で、ピンポン

なんとも勉強にならないテイスティングですね、これは。

【総評】
カヴィロ タヴェルネッロ トレッビアーノ NV
CAVIRO TAVERNELLO TOREBBIANO RUBICONE IGT NV

イタリア:エミリア・ロマーニャ州:ルビコンI.G.T.
アルコール度:11%
ブドウ品種:トレッビアーノ

テスコエクスプレスで、2本よりどり1050円、1本あたり525円で購入。

鯛のあら汁に合わせてみましたが、酸味が弱いせいか、全然からみません。
逆に言うと、ちょっと日本酒っぽいバランスなので、それほど悪くもありません。

豚の冷しゃぶにあわせてみたら、案外OK。
ほどよい馴染み方をします。

このワイン、きっとサラダにあいますね。
モッツァレラトマトなんて良く合いそう。

バンバンジーサラダとか、ミモザサラダなんかにも合うかもね。

主張の強くないワインなので、家庭の料理には合わせやすいかもしれませんが、さすがに和食にはちょっと違和感を感じるかもですね。

あら汁には芋焼酎を合わせてしまいました。
さすがに良く合いますね、焼酎は。
ちょっと遠くを見てしまうような合い方です。。

ちなみに、レタスとゆで豚の冷しゃぶはワインの方が合いますね。

明太子もあったので、試しに合わせてみると、めんたいが急に生くさくなります。
これも焼酎だと、ふぅ~、っと疲れが抜けるような合いかた。。。

ホントに和食だと焼酎の方がピッタリくるのですが、何となく和食と焼酎の合いかたって地味なんですよね。(暴言)
リラックス系とでもいうのでしょうか。

それに比べるとワインは、ちょっと気持ちが華やぐような、昂ぶるような感覚がありますよね。

だんだん年とともに、食事の好みとお酒の好みが食い違ってきてて、ちょっと困ってます。

ラムなんて、1年間で1回食べるかどうかなのに、赤ワインは100本以上飲んでますからね。

お年寄りに優しい赤ワインの食事、なんてものが提案出来ると、喜ぶ人がいっぱいいるのでは。

ちょっと本題から逸れてしまいましたが、このワイン、悪くは無いのですが、いまいち感がいなめませんね。

以前飲んだコメントを見てもそうでしたが、陽気さがない、フレッシュ感がない、フルーティさもない、酸味がゆるい感じ、とほぼ同じです。

何となく美味しかったイメージがあって再度買ってきたのですが、やっぱいまいちかな~。

2008/08/12

インフィニタス シャルドネ ヴィウラ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・甲州(勝沼)\2380
・シャルドネ(仏:プティ・シャブリ)\2080
・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450
・シャルドネ、ヴィウラ(スペイン)\1140

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

インフィニタス シャルドネ ヴィウラ 2006
【外観】
やや濃い黄色。
少しベージュがかっている。
輝きはあるが、粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
やや甘い系統のフルーツ香。
モモやカリンなどのイメージ。
少し時間が経つと、今度はややリンゴのような酸化をイメージさせるフルーツ香。
ほぼフルーツ香が主体で、他の要素は感じにくい。

【味わい】
残糖は少なく、ドライな印象。
フルーティで酸味が利いているので爽やかなイメージがある。
ただ、酸化しているような後味があり、少し苦味というか口に残るエグミがある。
リンゴのような味わい。
余韻は割と長く残る。

【判定】
やや濃いめな色調とベージュっぽさからいくと、甲州、シャブリは無さそうかな。
香りの印象でいくと、モモのような甘いフルーツ香がイタリアっぽい。
ヴェルナッチャがどんな印象だったか、いまいち覚えていないが、メリーニ社のワインなのでしっかり、こってりしていると思われる。

飲み口はドライながら、ボディはしっかりとしている。
酸味はしっかりあるが、ちょっとリンゴのような酸化した印象がある。
何となくシャルドネっぽさもあり、プチ・シャブリとスペインもちょっと考えてみるが、明らかにシャブリって味わいではない。

スペインとイタリアの二択で最終検討。

香りはとてもイタリアっぽいのですが、垣間見えるシャルドネっぽさも捨てがたい。
悩みどころです。。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ブー

スペインの方でした。

【総評】
インフィニタス シャルドネ ヴィウラ 2006
Infinitus Chardonnay Viura 2006

スペイン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ20%、ヴィウラ80%(未確定情報)

リカーランドトップで、1140円で購入。

ちょっと酸化したような印象があり、飲んだ後にドンっと喉で止まるような感じを受けますね。

ただ、冷やすとフレッシュ感が出て、飲みやすくなります。

ヴィウラは癖のある品種らしいのですが、このリンゴのような味わいはヴィウラが出しているんでしょうね。
悪く言うと、スエたような感じ。
酸っぱくなった雑巾みたいな。。。

そんなにビン熟成が進んでいるとも思えない2006年製ですが、3~5年くらい経っているような印象をうけます。

悪くは無いですが、素直におすすめできるワインでも無いですね。

2008/08/10

アナケナ オナ ソーヴィニヨン・ブラン 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・甲州(勝沼)\2380
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・シャルドネ(仏:プティ・シャブリ)\2080
・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:カサブランカ・ヴァレー)\1880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アナケナ オナ ソーヴィニヨン・ブラン 2005
【外観】
中庸な黄色。
ややグレーかがっていて、ややグリーンを帯びている。
粘性は弱くさらっとしている。


【香り】
トロピカルフルーツ。
ペトロール香のようなミネラル。
というか、カシスの芽ってやつですね。
スモーキーなグリーン香。
全体的にやや重い香り。

【味わい】
印象的な苦味。
やや甘い印象があるが、残糖は少なそう。
アルコールの影響の甘さか。
苦味と甘みのバランスがあまり良くない。
酸味は大人しい印象。
後味に苦味が強く残る。

【判定】
中庸な黄色の外観から、甲州が外れる。
シャルドネもちょっと違うかな。
香りは明らかにソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマ。
でも、サンセールとチリの二つがあるので、産地の違いを当てる必要がある。
味わいは、苦味が強くやや重い印象。
バランスがあまり良くなく、甘さもやや洗練されていない感じ。
とても感覚的だけど、新世界っぽさを感じる。

ファイナルアンサーで、チリのソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

何となく当てなので、あまり勉強になりませんね。

【総評】
アナケナ オナ ソーヴィニヨン・ブラン 2005
Anakena ONA SAUVIGNON BLANC 2005

チリ:カサブランカ・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、1880円で購入。

やや苦味が強く、甘さや酸味のバランスも良くない。
重い味わいで、爽やかさが無い。
ソーヴィニヨン・ブランらしくない感じですね。

でも、ちょっと時間が経ってくると、甘さがとれてドライな印象になります。

とても飲みやすくなりますが、深みが無いというか変化が無いというか、もうちょっとなんですが、何とな

くいいところもあるんですよね。

カミさんの意見では、癖のあるところがいいそうです。
グレープフルーツっぽいところがいいけど、バランスが悪い。
でもバランスが悪いところが気になってつい飲んでしまう。

そうなんですよね。
いまいち感があるんだけど、何となく魅力がありますね。

ワインは難しいですね。

残り少なくなってきて、だんだん美味しくなってきました。
でもコストパフォーマンスはいまいちかな。

2008/08/09

甲州葡萄追熟仕込 萌芽(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・甲州(大和葡萄酒)\1625
・ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(伊:トスカーナ州)\1450
・シャルドネ、ヴィウラ(スペイン)\1140

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

甲州葡萄追熟仕込 萌芽 2007年収穫/2008年醸造
【外観】
ほぼ無色。
これだけ見たらワインとは思わないくらい。
粘性はやや強く、脚が多く現れる。
輝きがあり、若々しい印象。

【香り】
パイナップルのような南国系のフルーツ。
グレープフルーツのような柑橘系。
スモーキーで、ミネラルの印象。
グラスを回すと、アルコールの印象が強くなる。

【味わい】
残糖があり、舌のまんなかあたりまで甘さを感じる。
(この間のセミナーで教わった甘さの判定基準)
5~7g/Lくらいあるんじゃないかな?
酸味はほどほど。
アルコール度は12.5%くらいはある印象。
余韻は短い。

【判定】
ほぼ無色のワインってのは、知っている限り甲州しかないんですよね。
香りはやや南国系のフルーツの香りがするも、全体にコンパクトな印象で、アルコールのニュアンスが残っていたりして、あまり力のある品種では無さそう。
味わいは、甘さを多く残していて、中辛口くらい。
甘さはあるがボディはやや弱々しく、ここでもやはり力の無い品種の印象。

ファイナルアンサーで、甲州
で、ピンポン

アマローネの甲州って事で期待していたのですが、ちょっと・・・

【総評】
甲州葡萄追熟仕込 萌芽 2007年収穫/2008年醸造
大和葡萄酒株式会社

日本:山梨:勝沼町
アルコール度:12%
ブドウ品種:甲州

町田の蔵家さんで、1625円で購入。

フルーティな日本酒の大吟醸のような味わいですね。
ブドウの糖分がキレイにアルコールになってしまって、素材の印象が薄くなっている感じでしょうか。

とても頑張っているのは伝わってきます。

日本のワインを応援するという点では買う意味はあるかと思いますが、ワイン全般の中で考えるとややコストパフォーマンスが悪い印象があります。

2008/08/02

ジョルジュ デュブッフ ボージョレ ブラン 2005

ジョルジュ デュブッフ ボージョレ ブラン 2005
GEORGES DUBŒUF BEAUJOLAIS BLANC 2005

ジョルジュ デュブッフ ボージョレ ブラン 2005
フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティのワゴンセールで、1000円で購入。

【外観】
ややベージュがかった中庸な黄色。
粘性はやや強く、脚が多く現れ、消えるまで時間がかかる。
輝きを感じる。

【香り】
樽の印象の強い、木酢液のような香り。
ほぼ樽の印象で覆われていて、他のニュアンスが感じ取りにくい。
やや鼻につくケミカルな印象もある。
んん?これって、ブショネ??

【味わい】
セックだがほんのりとした甘さを残すのみ口。
酸は柔らかい。
収斂性があって、後味に苦味のようなものが残る。
余韻は5秒くらい残る。

【総評】
これは久しぶりの分かりやすいブショネかも。

田崎さんの本だと、「畳に生えたカビ」と表現されてましたが、これはもうちょっとツンとくるイメージ。

ニコラ・ジョリーのサヴニエールの時はすえたような雑巾のような、という印象でしたが、今回はケミカルなので、やや判定に苦しむところです。

でも、ちょっと時間がたつと明らかに痛んでいる印象が出てきました。

でもブショネって感じでも無いんですよね。
ちょっと化学物質が混ざっている、って感じです。

どちらにせよ、これは飲めないかな。

2008/08/01

テレ・ド・セレ ヴィオニエ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・甲州(大和葡萄酒)\1625
・ヴィオニエ(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1080
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

テレ・ド・セレ ヴィオニエ 2005 ボトル ラベル
【外観】
やや濃い黄色。
少しオレンジ色を感じる。
粘性は弱くさらっとしている。
輝きがある。

【香り】
蜜のような印象。
シロップ漬けのモモのような印象もある。
マンゴーやカリンのドライフルーツのイメージ。
香りは弱く、グラスを回すと香りが弱くなる。

【味わい】
やや熟成が進んだ印象。
残糖も少なくセックな味わいだが、フルーティな印象で柔らかさを感じる。
アルコール度は強く、ボリューム感がある。
酸はわりと強いが、バランスが悪いのかスッキリ感は無い。

【判定】
外観からは甲州は消える???
香りの印象もヴィオニエだが、今回の甲州はアマローネで陰干ししたブドウを使っているらしい。
そうなるとこの色合い、ドライフルーツのような印象、飲み口がややとろりとした感じ、すべてつじつまが合うか。

ファイナルアンサーで、甲州
で、ブー!

や、やっぱヴィオニエだった・・

【総評】
テレ・ド・セレ ヴィオニエ 2005
TERRES DE SERRET Viognier 2005

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴィオニエ

最初からヴィオニエ以外に無いと思っていたのだが、思わぬ伏兵にやられてしまいました。
それにしても、甲州のアマローネってのが気になりますね。

ややアルコール度が高い印象はありましたが、飲む進むと馴染んできて、まろやかな口当たりになってきました。(酔っただけ?)
ヴィオニエ独特な果実香に、まろやかな飲み口は個性的で悪く無いですね。

ただ、香りの特徴が強いので、食事に合わせるにはやや気を使いそうです。
チーズだと幅広く合いそうな感じですね

ブルーチーズなんていいんじゃないでしょうか。
ナッティな風味のスティルトンなんて良く合いそう。

コストパフォーマンスはとても高いと思います。

閲覧数の多い記事